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小田原・箱根・湯河原・真鶴 スポーツ

公開日:2023.02.04

高校ボクシング
谷川さん関東大会で優勝
アンビオで週6日練習

  • 関東大会の賞状を手にする谷川壽貴哉さん

 星槎国際高校湘南(大磯町)ボクシング部2年生の谷川壽貴哉(じゅきや)さん(平塚市在住)が、1月に栃木県で開催された「第11回関東高等学校ボクシング選抜大会」の男子フライ級Aで優勝。念願の全国大会出場を決めた。

 谷川さんは小学校6年生の時、父の同級生の松田直樹さん(元東洋太平洋フェザー級王者)のボクシングジムambio(アンビオ)(小田原市前川)に入門。現在は週6日、学校の授業を終えた後に電車でジムへ通い練習している。

 足を使ったアウトボクシングを得意とする谷川さん。昨年11月の県大会で優勝し、挑んだ関東大会は7選手によるトーナメント戦。決勝は、全国を意識して「いつもと違う緊張」を感じながら、激しい打ち合いを制し判定で優勝を果たした。「試合中は考えすぎず、練ってきた作戦と落ち着いて戦うことだけを考えた。負けていたつもりはなかったが判定が出た時はほっとした」と心境を語る。松田さんは「攻守を兼ね備えた将来有望な選手。関東大会の反省点を生かし全国を取らせたい。自分が果たせなかった世界王者の夢を託せれば」と期待を込める。

 中学生で全国出場権を得たものの、新型コロナで大会中止というくやしい思いを2度味わった。待望の大舞台に「出るからには日本一を目指す」と力強く語った。全国大会は3月20日(月)から鹿児島県で開催される。

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