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公開日:2026.07.03

芸術家を企業ら支援 川崎北部で団体発足

  • 夢を支えるため集った有志

    夢を支えるため集った有志

 川崎市北部を拠点に活動する芸術家を応援する「川崎北部芸術文化支援の会」が6月18日、発足した。同日、多摩区登戸の柏屋で発会式が開かれ、地元経営者ら20人が名を連ねた。分野を問わず、若手芸術家と地元企業や住民をつなぎ、活気ある街づくりに結び付けたい考えだ。

 同会は、川崎北部の若手芸術家への発表の場の提供などの支援を通じて新たな交流を生み、地域の活性化を促すことを目的とする。川崎北部の経営者や前川崎市長の阿部孝夫さんらが発起人となり、会を立ち上げた。

 川崎北部には日本映画大学や昭和音楽大学、洗足学園音楽大学など、新たな才能を育む拠点が多くあるが、市内の文化芸術活動は、ミューザ川崎などがある南部で多く開かれる傾向にあることが契機となった。

 具体的な支援方法は今後定めていくが、基金の設立や発表機会の提供、地元人脈の紹介に加え、「トキワ荘」のような芸術家を集めた住宅支援も考えているという。

 発会式には阿部さんをはじめ、昭和音楽大学の下八川共祐理事長や桐光学園の小塚良雄理事長など20人が出席。今後の運営方針や支援の構想について意見交換した。

 川崎市市民文化大使で、同会の会長を務めることになった日本画家の大矢紀さんも、若い時には苦労が尽きなかったという。「夢を持って絵を描いていたが、経済的に不安に思い、活動に影響することも少なくなかった。芸術の世界に身を置く者として、今できることをやりたい」と話す。

 阿部さんは「芸術文化が街に与える良い影響は身をもって感じてきた。地域全体で若手を支え、川崎北部から世界に羽ばたく芸術家を育てていきたい」と語った。

 事務局長を務めるプライムコーポレーションの田村精一代表は「人と人とのつながりを大切に、文化芸術の力を生かし、街の発展を支えたい。趣旨に賛同し、仲間になってくださる方はご連絡いただきたい」と述べた。

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