小田原・箱根・湯河原・真鶴 人物風土記
公開日:2026.08.08
6月から小田原市商店街連合会の会長を務める 栗田 康宏さん 小田原市栄町在住 67歳
「小田原愛」の心意気胸に
○…市民の暮らしと小田原の経済を支える26の商店街からなる連合会の会長として、長年培ってきた組織運営やまちづくりのノウハウを惜しみなく注ぐ。自身も小田原に根を下ろして商売を続けてきたからこそ、観光需要に駅前が活気づく中でも「小田原で暮らす人たちのための商店街づくり」が第一。組織の無理・無駄を省き、理想的な商店街運営のあり方を追求したいという。
○…小田原駅前で飲食店などを営む両親の元に生まれた。大学では電気工学を学んだが、在学中から家業を手伝う中で「飲食業の面白さにはまった」。卒業後は現東通り商店街にあった居酒屋運営を任され、当時は珍しかったニューミュージックを流したり斬新なメニューを提供したりと差別化を推進。「お客さんの立場に立った店づくり」を志し、市内外に飲食店を拡大していった。
○…まちづくりへの関わりで思い出深いのは、市内の各店がご当地食材を小田原漆器の丼に盛って振る舞う「小田原どん」や、かつて御幸の浜を彩った花火大会の復活といった小田原ゆかりのイベントの数々に携わった経験。小田原青年会議所での活動などが基軸となり、年齢や業種を越えて「小田原愛」でつながる仲間と共に湧き出るアイデアを次々と形にしたことが誇りだ。
○…商店街をはじめ自治会や防犯指導員など諸団体の活動に忙しい中、欠かさないのは「日曜日の家の掃除だね」と笑う。長年人々の胃袋を満たしてきたこともあり、グルメへの関心は人一倍。「奥さんはあまり食に興味がないんだけれど」というが、夫婦水入らずの外食も表舞台を支える妻へのわずかばかりの孝行だ。3人の息子はそれぞれの道を歩み、盆休みに孫と会えるのが待ち遠しい。
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