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小田原・箱根・湯河原・真鶴 人物風土記

公開日:2026.08.01

6月から神奈川県看護協会の小田原支部長を務める 野村 喜葉子さん 小田原市国府津在住 67歳

  • 野村 喜葉子さん (写真1)

「人と向き合う」を根底に

 ○…看護師が安心して働き続けられる環境づくりや専門性、質向上に努める県看護協会の小田原支部長に6月19日付で就任。看護師離れの課題に直面する中、落語を取り入れた研修など、「みんなが参加したいと思える企画を立てたい」と協会の活動に尽力する。「無理強いはせず、その人らしさを大切にしたい」と人とのつながりを大切にする姿勢で看護の現場を支えている。

 ○…豊かな自然に囲まれた葉山町に生まれ、子どもの頃は真っ黒になるまで山や川で遊んでいた。小学生の時に入院した際、看護師の働く姿を見て子どもながらに将来の夢となった。21歳で看護の道に進むと、病院勤務だけでなく保健師資格の取得や大学での勤務など幅広く経験を積み重ねてきた。40年以上現場に立ち続けられた理由を「深く考え過ぎないのと、忙しいのが好きだから」と笑う。

 ○…患者の存在はもちろん、「チームで仕事に挑むので、ともに成長を実感できる」とスタッフの存在も大きく、やりがいにもつながっている。難病患者の「自宅で過ごしたい」という思いを叶えるためにスタッフ一丸となって自宅の2階まで送り届けた経験が思い出深いという。若くして30人ほどを束ねる看護師長を務めた際は、まとめることの難しさに直面。協会の先輩や知り合いの助言を通して、真摯にスタッフと向き合い着実に関係性を築いていった。根底にあるのは、「人と向き合うこと」への情熱だ。

 ○…10年前「半ば無理やり誘われた」と夫とともに始めたヨットが休日の日課。昔から海が好きで、ダイビングで何度も沖縄の離島へ足を運ぶほど。「小田原に移住してきたのも海が身近にあるから」と目元を緩ませた。

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