神奈川県建築士事務所協会県西支部の支部長として空家対策に努める 山口 雄さん 大井町金子在住 61歳
住民の命を守る住のプロ
○…全国的に増加する空家問題。問題になっている空家を取壊しか保存にするかなど、行政が判断する際に専門家の観点から助言するため、南足柄市と「空家等の対策の推進に関する協定」を締結した。「調査結果に透明性と適正さが必要となります。建築の専門家が集まる法定団体である我々ができることは協力していきたい」と力強く話す。
○…県西支部には37事業所が加盟し、県内17支部のうち、1市8町と一番多くの行政と関わりあう。支部長には2023年に就任した。年に1回、ハルネおだわらで行う「しごと展」や各行政と連携する耐震・空家相談など地域貢献に力をいれる。「設計・建築のほか、調査も大きな仕事の一つ。建築士事務所の仕事を知ってもらうことが大切です」
○…山北町生まれ。幼少期に大井町移り住んだ。20代半ばのとき始めたバドミントンは週2回の練習に今でも通う。「健康のために行っているだけです」と話すが、若い時は大井町の代表として県大会に出場したこともある。もう一つの趣味は中学時代から続けるギター。「今でも夜に時間がある時は弾いています」。お気に入りのアーティストはサザンオールスターズや最近ではあいみょんだとか。
○…父親が立ち上げた山口建築士事務所を引き継いだ。県西地区は「山・川・海と自然に恵まれ、人との交流もあり、終の棲家には最適な場所です」と紹介する。仕事で大切にしてきたのは、法律の順守だ。災害時などは、住む人の命を守るのは家屋であるからこそ、暮らす人の安全を第一に考えてきた。「プロとして、住民の皆様に誇れる仕事をしていきたいですね」と話す姿からは、強い責任感が伺えた。
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