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足柄 人物風土記

公開日:2025.05.17

南足柄市ソフトボール部の部長として競技の普及に取り組む
高橋 修司さん
小田原市在住 75歳

年齢に関係なく楽しめる

 ○…「最盛期は1000人近い登録がありました」。長年、大会やリーグ戦を運営し、審判を手配していた「南足柄市ソフトボール協会」だが、審判員不足などにより2023年末に解散した。しかし、翌24年には市スポーツ協会所属の部として生まれ変わった。現在は33チーム、計446人が登録する。「部も独自の大会の開催をするほか、県協会の大会等にも出られますので、80代まで幅広い世代の人が競技を楽しんでいます」

 ○…20代半ばで南足柄市に引っ越してきた。当時の呑み仲間とともに、「無理なく健康のためにできる運動をしよう」とはじめたのがソフトボールだった。現在も所属する「岩原イーグルス」でピッチャーを務める。2級審判の資格も取得し、部長、審判、プレイヤーとして、土・日にもなると大忙し。充実しているが「審判や役員はグラウンド整備も行い、まさに縁の下の力持ち。高齢化も著しいので、協力者が増えてほしいですね」と本音がのぞく。

 ○…福島県出身。高校時代は柔道部。団体戦でインターハイに出場した経験を持つ。高校卒業後上京し、南足柄市、小田原市と県西地区で暮らす。趣味はシカを中心とした狩猟。20代半ばで資格を取得し、3年前までは猟友会小田原支部に在籍していた。「体力的な問題で退会しましたが、今でも福島の実家に帰ると狩猟に行っています」

 ○…大会で主に使用するのはソフトボール場2面を持つ南足柄市の大口河川敷グラウンド。春と秋の年2回、部が主体となり、総勢500人近くで除草や砂入れ、河川敷の草刈りといった整備を行っている。「近くにグラウンドがあるのは、とても恵まれていると思います。地域への感謝の気持ちを忘れずにいたいですね」と話した。

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