秦野警察署山岳遭難救助隊の隊長を務める 遠藤 真一さん 小田原市在住 48歳
粘り強くコツコツと
○…「出動がないことが一番。事故ゼロをめざしていきたい」と語る。3月5日付で県警本部から秦野警察署地域課長に就任すると共に、山岳遭難救助隊の隊長を兼任。「これまで山とはあまり縁がなかった」と苦笑するが、警察官76人からなる同隊を束ねるいま、「隊員らと同じ気持ちで訓練にも参加したい」と話す。すでに登山カードの提出を呼び掛けるなど活動は始まっているという。
○…警察官になることを決めたのは高校生のとき。「刑事に憧れました。やりがいのある仕事だ、と」。警察学校に進み、横浜市栄区の交番勤務から始まった警察官人生。その後は主に刑事畑を歩んできた。知能犯事件を扱う刑事二課にいた時は、16道府県の二課員で協力し、振り込め詐欺グループの一斉検挙を行ったことも。1年半に及ぶ捜査の結果だった。「なかなかない体験をした」と振り返る言葉にも自信が滲む。自分の性格を「粘り強い性格」と分析し、コツコツと積み上げていくことを厭わない。じっくりと落ち着いた口調で話すが「捜査でも何でも頂上という目的に向かって進んでいくもの。山登りと同じです」とニコリ。自身の役職にひっかけて話す茶目っ気ものぞかせる。
○…小田原市出身。現在も妻と子ども4人と共に暮らす。休みの日は近くの海でバーベキューをしたり、キャンプに行ったりとアクティブ。娘の部活の試合を応援に行くことも。運動も好きで、2年前には自転車で小田原から同僚と共に千葉の木更津までを走破した経験も持つ。
○…秦野市には祖父母の家があり、子どもの頃はよく訪れた。久しぶりに秦野に戻り、まちの風景は変わったが「地域住民の温かさは変わらない」と話す。「秦野は昔からの習慣が続いている地域だと思います。山でも普段の生活でも、周りへの声掛けを積極的にしてほしい」。合同訓練も控え、4月の山開きに向けて隊員と共に準備を進める。
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田原ふるさと公園野菜直売研究所0463-84-1281/そば処東雲0463-84-1282 https://www.kankou-hadano.org/pointinformation/pointinformationguide/point_tawarafurusatokouen.html |
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