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御首塚前で初の野外劇 17・18日『実朝出帆』公演

文化

掲載号:2018年3月16日号

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『実朝出帆』の出演者ら
『実朝出帆』の出演者ら

 野外劇『実朝出帆(さねともしゅっぱん)』が3月17日(土)・18日(日)の2日間、田原ふるさと公園源実朝公御首塚周辺で行われる。神奈川県が進める文化芸術振興の取り組み「マグネット・カルチャー」の一環で、秦野市での野外劇公演は初となる。

 マグネット・カルチャー(マグカル)は文化芸術の魅力で人を引きつけ、地域のにぎわいを創り出すことを目的に実施されており、これまでにも野外劇のほかミュージカルやコンサートなど様々な事業を県内で展開している。今回、マグカル・フェスティバル実行委員会が主催し、鎌倉三代将軍・源実朝を主人公とした山崎正和さんの戯曲『実朝出帆』の上演を企画。没後800年ということもあり「実朝公の御霊が眠る場所に注目しよう」と源実朝公御首塚のある秦野市での公演が決まったという。

 演出を手掛けるのは中野敦之(あつし)さん。本格的な稽古は2月頃からだが「もともと高校時代からこの戯曲が好きで、およそ20年前から、いずれは上演したいと研究してきました」と中野さんは話す。念願の公演となった今回、主演には秦野市出身の俳優・清水優譲(まさのり)さん=人物風土記で紹介=を迎えた。そのほか、公募で集まった若手演劇人や演劇志望の学生らが脇を固める。

 ストーリーは、源実朝が鎌倉三代将軍となり10余年、混沌とする鎌倉を舞台に進む。北条氏や朝廷との政治闘争にもまれながら、実朝が宋に渡るための造船事業に自らの希望を託していく様子を描いた作品だ。

 「野外劇ということで、劇の内容と公演場所が相乗効果を発揮し、より切実に感じてもらえるはず」と中野さん。「実朝公の強靭な意志を持つ青年の一面を探っていきたい。御首塚前の上演なので持てる力、命を振り絞って全身全霊で劇に挑みます。観劇をお楽しみ頂ければ」と話した。

 野外劇『実朝出帆』は両日午後3時開演(2時40分開場)。事前予約制で、秦野市民は無料で観覧できる(市外20歳以上千円、19歳以下5百円)。雨天決行・荒天時は中止。予約・問い合わせは【電話】070・1467・9274へ。

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