県立秦野戸川公園と東京駅を結ぶ直通の高速路線バス「秦野丹沢登山号」の試験運行が、9月11日から始まった。ジェイアールバス関東株式会社が実施するもので、来年3月27日までの土・日・祝日を基本運行とし、利用状況を踏まえ継続の可否を検討していく。
秦野丹沢登山号は、東京駅八重洲南口と表丹沢の登山口である大倉(県立秦野戸川公園内)とを繋ぐ直通バス。秦野市では初の東京-秦野間直通バスとなり、ジェイアールバス関東としても登山を主とした直通バスは初の試みとなる。
秦野市ではこれまで、新東名高速道路の開通に向け各交通事業者へのアピールを行っていた。その中で新たな路線を検討しているジェイアールバス関東と調整を重ね、実証運行の運びとなった。東京駅から戸川公園までの高速路線バス需要を把握し、新東名高速道路開通時の定期路線高速バス運行の検討材料にする。
発着は午前6時半東京駅発・8時10分大倉着と、午後3時半大倉発・5時10分東京駅着の往復2便。片道のみの利用も可能で、休日に挟まれた平日は運行される。
料金はネット割ありで大人片道1620円から、往復3千円から。子ども料金はその半額(電話予約は高速バス予約センター0570・048905)。ジェイアールバス関東では都内の登山用品の店舗等にチラシを置きPRを行っているほか、今後は秦野市の森林セラピーロードなど地域のイベント等と連携したプランも検討していく。
「これが新東名とインター、サービスエリアのPRになり、新たな高速路線バスのバス停設置に繋がれば」と、担当の市交通住宅課は話す。ジェイアールバス関東も、「実際に行ってみて、秦野・丹沢はとても良いところだと思いました。育てていきたい路線です」と今後の展開に期待を寄せている。
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