県政報告
令和４年第１回定例会が閉会
神奈川県議会議員加藤ごう

世界選手権４連覇の小林氏

　第一回定例会にて、一般質問に登壇しました。

中学校における部活動の取組について

　子どもたちが仲間と苦楽を共にし、様々な経験ができる部活動も、実際は教員の長時間勤務の一因となっているとの国の報告もあります。また、指導者の不足から進学した学校に生徒が入りたい部活がないという事例も少なくありません。

　このような中、秦野市では「休日の部活動の段階的地域移行に関する実践研究」に取り組んでいます。本市では先駆的な取り組みを数多く行っており、この実践研究も県内では政令市を除けば秦野市のみです。

　青春の１ページを彩る部活動を将来にわたって持続可能なものにするためにも、秦野市の例に倣って全県で取り組みを進めて行く必要があります。そうする事で先行している本市にも他市の事例をフィードバックし、教員にやさしく、生徒がやりがいを感じられる部活動が存続できます。

　早期に着手し、時間をかけて現場の声を聞き取りながら進めるよう求めています。

パラスポーツの推進について

　「県立秦野戸川公園」には、スポーツクライミングの競技用ウォールが整備されており、今年の３月５・６日の両日には国内パラクライミング最高峰の戦いである日本選手権が開催されました。パラクライミングの認知度は決して高くはありませんが日本人選手の競技レベルは高く、多くの世界チャンピオンが誕生しています。

　今後、パラクライミングがパラリンピックの正式種目に採用されれば、更に注目度が増す事が期待されます。国内有数の設備を備えた、本県の強みとも言えるこの山岳スポーツセンターを拠点とし、パラスポーツの推進に向けた取組について知事に見解を質しました。

　知事からは、「パラクライミングについても、山岳スポーツセンターを拠点にして普及させていきたい」との答弁がありました。また、私の一般質問の情報をお聞きになった(一社)　日本パラクライミング協会共同代表理事の小林幸一郎氏からご連絡をいただきました。有難い出会いに感謝し、想いを具現化させて参ります。