いよいよ丹沢に本格的な登山シーズンが到来した。好天に恵まれた4月10日、丹沢の中でも秦野市の最高地点となる塔ノ岳(1491m)へ向かう多くの登山者の姿が見られた。
塔ノ岳へ向かうルートのひとつで、秦野戸川公園から登っていく「大倉尾根」は、約7Kmの長い登山道。途中に険しいテクニカルな場所はない。そのためか一部のガイドブックなどでは「初心者向き」との表記があるものの、大倉からはほぼ登り一辺倒で、名物ともいえる長い階段が続き、登りごたえがある登山道となっている。通称「バカ尾根」と呼ばれ、この日も息を切らせながら大粒の汗をかいて登る登山者の姿が見られた。
ヤビツ峠から表尾根を縦走してきた人、鍋割山から回ってきた登山者、丹沢山を経てきたハイカーなどが交錯する塔ノ岳は、昼前頃には大変なにぎわい。山頂では多くの人が食事を作ったり、持参したおにぎりを食べたり、コーヒーを沸かしたりして過ごしていた。楽しそうに景色を見渡すグループや仲良く写真を撮るカップルなど、登頂を果たした達成感のある笑顔をみせていた。
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