鎌倉 三代将軍実朝公御首塚(東田原)の前で8月9日、尺八献楽供養会が行われた。これは尺八奏者の星秦山さんが仲間と実朝の誕生日の8月9日と命日の1月27日に開催しているもので50年以上に渡り続けられている。
今回で102回目となった献楽供養会を開催した星さん。実朝を弔ったとされる和歌山県由良町の臨済宗妙心寺派興国寺が、日本における尺八発祥の地とされていることから秦野市との縁に興味を持ち、半世紀以上前から御首塚の前で、年に2度尺八を披露するようになった。地元にまつわるテーマをもとに自ら曲づくりを行う星さん。「御首塚は秦野の大切な財産だと思う。献楽会を通じてよりたくさんの方に御首塚のことを知って欲しい」と話す。
演奏の前には、少しでも気持ちよく市民に参拝して欲しいと、星さんが副理事長を務める「秦野歴史おこしの会」の有志らが御首塚周辺の清掃活動を行った。首塚を前に星さんらは「波多野城址」等の曲を演奏。真夏の空の下、尺八の音色が響いた。
またこの日は東田原の金剛寺の鈴木楚道住職が御首塚の前で、読経を行った。同寺は鎌倉時代に武常晴が実朝の御首を持参して埋葬したことに始まると言われていて、木造の五輪塔を建て実朝を供養、その後実朝の法号金剛寺殿に因み金剛寺と名付けられたとされている。1250年(建長2年)に波多野忠綱が、実朝の三十三回忌に再興、本堂には源実朝像が安置される。
鈴木住職は「800年も前の歴史上の人物の誕生日を、現在でも祝うことは素晴らしい。続けている地域の方々に感謝したい」と話す。
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