名水はだの富士見の湯
全国ランク31位入賞
ニフティ温泉約1.6万件から

同館を運営する日本メックスの社員ら

　「ニフティ温泉」の２０２２年の年間ランキングが発表され、秦野市の「日帰り天然温泉　名水はだの富士見の湯」が全国ランキング31位となった。同施設は東日本では28位となり、神奈川県のランキングでは「特別賞」を受賞した。

　「ニフティ温泉」は日本全国の温泉や日帰り温泉、スーパー銭湯、スパ、サウナなどを紹介するサイト。登録施設は全国で１万６０００件を上回る。名水はだの富士見の湯は昨年同サイトに登録。多数の施設の中から上位入賞を果たしたことに対して同施設では「サービスなどこれまで地道に続けてきたことが実を結び素直にうれしい」と感想を話す。

　名水はだの富士見の湯は、隣接するはだのクリーンセンターの余熱を利用した施設として２０１７年にオープン。地下１００メートルから汲み上げる天然温泉は、美肌成分として知られる「メタけい酸」を含んだ良質な軟水が特徴。日本メックス株式会社（東京都中央区）が指定管理者となり運営されている。

　新型コロナウイルス感染症の影響を受け、２０２０年３月から５月にかけて休館を余儀なくされ、再開後も一時は館内の飲食店でアルコール類の提供を中止するなど、厳しい状況が続いた。現在でも利用者に検温を実施してから入館してもらうなど、コロナ対策を工夫しながら営業を続けている。そうした状況の中で２０２２年１年間の来館者が９万８０００人を超えた。昨年12月には１カ月の来館者は１万人超に。同施設では「受賞は自信につながる。何度も来たくなる施設を目指してサービスの向上を図っていきたい」と話す。