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公開日:2023.06.09
秦野市
待機児童 2年連続ゼロ
保留児童も減少傾向
秦野市はこのほど、市内36カ所の保育所などの待機児童数が0人だったと発表した(2023年4月1日時点)。待機児童0人は昨年に続き2年連続。また、希望の保育所に入所できず保留となった「保留児童数」は45人で、前年比16人減となっている。
秦野市がこども家庭庁の調査要領に基づき取りまとめた発表によると、4月1日時点の市内の就学前児童数(0〜5歳児の数)は5292人(前年比238人減)。過去最少だった昨年を、さらに下回っている状況だ。一方、保育所などの利用申込者数は、保育ニーズの増加や「0〜5歳児」の転入超過傾向が見られ、2469人(前年比7人増)となっている。利用申込率は46・66%(同2・14ポイント増)で就学前児童数は減少傾向にある中、保育所の利用ニーズは上昇している。
秦野市は「安心して子どもを産み、喜びと責任を持って子育てができるより良い環境づくり」を目指し、2015年度に市子ども・子育て支援事業計画を策定。20年度から2期目となり、妊娠・出産から育児期まで切れ目のない支援に取り組む。計画の一環として保育コンシェルジュによる相談や保育所などとの入所調整を実施。その結果が2年連続待機児童0人となった。「これまでの継続した取り組みが成果につながった」と市保育こども園課は話す。
ニーズ把握し解消へ
”隠れ待機児童”とも呼ばれ、待機児童のうち希望通りの保育所などに入所できなかった児童を指す「保留児童」。前年から16人減り45人となった。年齢別の内訳は0歳児3人(同7人減)、1歳児16人(同13人減)、2歳児17人(同12人増)、3歳児6人(同2人減)、4歳児3人(同5人減)、5歳児0人(同1人減)。市は今後も1、2歳児の受け皿を確保するため、ニーズの把握や各園との定員の調整を実施していく。また、保育士の就労を後押しするための説明会を9月に予定しているほか、引き続き、就労促進給付金制度も行っていくとしている。
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