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公開日:2024.01.05
秦野市
表丹沢の魅力生かす
NEXCO関連企業と協定
秦野市とNEXCO中日本サービス(株)(伊東要代表取締役社長)が昨年12月21日、「秦野市とNEXCO中日本サービス株式会社との表丹沢の地域資源を生かした持続可能なまちづくりに関する連携協定」を関東圏で初めて締結した。これにより、市は同社のノウハウを活用し、表丹沢の資源を生かした研修の実施や、地域課題の解決に取り組んでいく。
NEXCO中日本サービス(株)はNEXCO中日本(中日本高速道路(株))のグループ会社の一つで、顧客サービスや不動産、人材派遣、ビジネスサポート事業などを行っている。一昨年からは持続可能なまちづくりをサポートする取り組みとして、岐阜県白川村や美濃加茂市など中部圏の自治体と連携した地域課題解決型の企業向け研修を実施。関東圏でも同様の取り組みができるエリアを探していた。
一方の秦野市は、一昨年4月に新東名の新秦野インターチェンジ(IC)と秦野丹沢スマートICが開通。今後の新東名全線開通という機会を最大限生かした交流人口・関係人口創出のため「表丹沢魅力づくり構想」を策定し、この一環としてSDGsや健康経営の視点で活動する企業向けの滞在型コンテンツ構築に取り組んでいる。
東名・新東名合わせ3つのICに加え、今後開設予定の秦野丹沢サービスエリアと多くの施設を有する秦野市。ここを重要エリアの一つに位置付ける同社が、名水・森林・里山など地域資源を生かした学習と体験を通じた地域課題の解決や活性化、魅力発信に関する協定を打診し、締結に向け協議を重ねてきた。
6月頃の実施目指す
協定締結により、両者は環境・社会・経済における地域課題解決や、地域活性化と魅力発信、そのほか持続可能なまちづくりに対し連携して取り組んでいくことになる。
これを受け高橋昌和市長は「念願だった東名とのダブルネットワーク実現により、秦野市では表丹沢エリアにさらなる光を当てようと取り組みを展開している。NEXCO中日本サービスがこれまで培ってきたノウハウを最大限生かしながら共同で地域活性化の取り組みを推進するとともに、多くの方々が立ち寄りたくなるよう、表丹沢の四季折々の魅力に磨きをかけていきたい」と期待を寄せた。
また、伊東社長も「協定が締結できたのは、市長をはじめ市役所職員の地域の発展や市民サービス向上に対する思いや熱意があってこそ。秦野は表丹沢や里山の豊かな自然や名水があり本当に素敵なまちなので、この協定が交流人口や関係人口増加につながり、持続可能なまちとなってくれたら」と話した。
今後は市内外の企業に向けた名水・森林・里山・農・観光・伝統文化などをテーマにした地域課題解決型の研修開催を今年6月頃に計画しているほか、その後のシンポジウム・LABOにつなげるなど地域や企業などとの持続的な関係構築を目指していく。
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