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秦野 人物風土記

公開日:2024.05.31

5月14日付で秦野市商店会連合会の会長に就任した
柏木 真一さん
桜町在住 64歳

話好きぐっとこらえて”傾聴”

 ○…秦野駅から鶴巻温泉駅周辺の12商店会からなる秦野市商店会連合会。その舵取りを新たに任された。自営業者の集まりであり、それぞれの立場でそれぞれの意見がある。「みんなの意見を広く聞いて、その上で『こうしよう』と決めるのがリーダーだと思っています」と話す。

 ○…桜町生まれのはだのっ子。小田原高校を卒業後、紳士服の「コナカ」に就職し、バブル期真っ只中の大波に乗ってガムシャラに働いた。エリアマネージャー的な存在にまでなったが、次のステージに進むために約20年ですっぱりと退職。「人生で2回、違う仕事をやろうと思っていたから、ここで辞めたのは計画通り」とニヤリ。40歳で自営業への転換を決め、経験を生かせる服飾関係、それも資本が少なく始められるという理由で、桜町の自宅を一部改装し、子ども服のリサイクル「かっしぃはうす」を始めた。リサイクルでも、特に子ども服を扱ったのは「根本に地域で子どもを育てたい、若い人が住むまちになってほしいって気持ちがある」と話す。自治会や商店会に入り、地元にしっかり関わりだしたのもこの頃からだ。

 ○…趣味は山へ行くこと。登山ではなく「昔から気持ちをリセットしたい時に野草を見に行ったり山菜採りしていた」。カブトムシを捕まえるのも得意で、今も夏になると店の常連の子どもたちにあげるために震生湖などに出かけるそうだ。

 ○…「秦野の良いところを市民がみんな10個くらいスラスラ言えたら、自然と市外の人へのPRになると思う」。まちのことを話し出すと止まらない。「ついずっとしゃべっちゃうから、特に今年1年は人の話に真摯に耳を傾けることを意識したいね」とにこやかに語った。

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