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秦野 意見広告

公開日:2025.01.01

市議会議員 吉村慶一 12月議会報告
選挙時の「偽情報」対策に選管のHPを活用せよ!!

問 昨今の選挙では、偽情報がSNSで拡散され、有権者の投票行動に影響して、選挙がゆがめられているとの報道があり、私もその危険があると思う。なぜなら本市でも類似のことが起きたからである。前回の市長選挙前のできごとについて、選挙後の3月議会で一般質問をし、タウンニュース(2022年4月1日号)に載せた報告があるので、引用する。

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 『市長選挙前の情報操作について』

問 民主主義の基本である選挙の前に、SNSなどで事実と異なる情報が流されると、民意がゆがめられ、選挙の結果に対する信頼感が薄れる。先の市長選挙に立候補した佐藤伸一氏はホームページの「さとう伸一通信」No.6で、『待望の中学校給食が始まったが、現場の先生から「なぜこの時期に」と悲鳴が上がった。進級時でも新学期でもない、政治イベントに合わせた昨年12月の開始を何より優先して始めたことが、教育現場に様々なひずみをもたらした。』と述べている。こういう事実はあったか。

答(教育長) 先行する自治体でも、4月開始の方が混乱が大きいという理由で、11、12月に開始している。今の3年生に食べてもらいたいという気持ちもあった。各校の職員会議に出向いて意見を聞き、少しでも負担を軽くしようと、他市ではやっていないエレベーターの設置も行った。開始後は保護者の負担が大幅に軽減したとの声もある。

「教職員の理解が得られないまま押し付けた」との指摘は当たらない。

問 さらに佐藤氏は、『子どもたちや保護者から「おかずが足りない」「小学校の給食のほうがずっと充実している」などの多くの声が寄せられている。市が発表していること(中学校の給食のカロリーと栄養素は小学校の1・3倍)は正しく提供されているのか。今提供されている中学校給食は一体だれのためなのか。』と述べている。掲載された「市内小学校と中学校の給食を比較」という写真を見ると、明らかに中学校の給食の方が貧弱に見える。これらのことは事実か。

答 給食の配膳は、児童・生徒の性別、年齢、体重、身長、身体活動レベル、体調に合わせて行うから、ある1日の一食の写真の比較で、優劣を論じることは適切ではない。

問 選挙の前にこのような情報操作が行政の施策に関して行われた場合には、行政当局はその都度適切な手段によって、これに反論する義務があると考えるがどうか。

答(市長) 事実に基づかない一方的な批判等は、いちいち反論するには値しないと思うし、行政は選挙において中立であるべきだからすべきものでもない。

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ということだったが、今日の状況を鑑みると、必要ならば条例を制定してでも、選挙前あるいは選挙期間中に、偽情報を公表された当事者が、公表された内容に事実を根拠にして反論する場を選挙管理委員会のホームページ等に確保する必要があると思うが、どうか。

答 特定の候補者の情報をホームページに掲載することはできない。また、それに係るような条例改定は難しいものと考える。

吉村慶一

秦野市南矢名386-11

TEL:090-9831-8478

k-yoshi@lily.ocn.ne.jp

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