緑区版 掲載号:2017年5月11日号
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5月13日に行われる「看護の日」イベントの準備に携わる

江藤 和子さん

横浜創英大学(三保町)看護学部兼大学院研究科教授 61歳

棺桶に入るまで前を向く

 ○…横浜創英大学で毎年開催される「看護の日イベント」の実行委員を務める。地域住民に看護について興味を持ってもらい、大学と地域とが一緒になって健康を考えていくことを目的としたこの催しは、今年で6回目。短期大学として看護学科が創設された2007年の当初から在籍し、大学が成長する姿を見つめてきた。「住み慣れた町でいつまでも過ごしてもらいたい」。そんな思いを抱き、地域と真摯に向き合う。

 ○…大学病院の看護師を経て、県の専任教員として長年後進の育成に携わってきた。短大から始まった看護学科が4年制に変わったことについて「じっくりと時間がかけられるようになってよかった」と静かに喜びを語る。看護師になろうと思ったきっかけは中学2年生での職業選択。当時偶然にも病気で入院した際、看護師の献身的な対応に胸を打たれたことや、手に職を持ちたいという思いからこの職業を選んだ。「親に勉強しろと言われたことがなかった。だから逆に自立心が育まれたのかも」とはにかむ。

 ○…アニメのワンピースが好きで、主人公ルフィの「まっすぐな姿」を自身と重ねる。15年ほど前、プライベートでケニアの地に降り立ったとき、言葉に言い表せない”思い”が宿ったという。「またこの地に来ることが直感的に分かった」。その思いをまっすぐに抱き続け、昨年、大学の協力を受けながらケニアのエイズ孤児のためにバザーを企画。学生や職員、地域の人々を巻き込んで成功へと導いた。「多くの人に助けられてきた。その恩返しがしたい」

 ○…今年の9月にはケニアに直接出向き、文房具を届ける予定だ。「最初の一歩がようやく踏み出せた」。今後は、ケニアに看護学校を設立する手伝いをしながら、学校間で国際交流ができればと夢を語る。強い思いを抱き、これからも周囲の人々を巻き込みながら進み続ける。「棺桶に入るまでやりつづけます」

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