神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
旭区版 掲載号:2012年1月26日号 エリアトップへ

木造住宅耐震診断 年間申請数が倍増 全対象数の15%に

掲載号:2012年1月26日号

  • LINE
  • hatena

 横浜市が実施している木造住宅の無料耐震診断の申込みが、昨年1年間で前年の777件の2倍以上となる1648件を記録したことがわかった。17年前の阪神・淡路大震災の発生を契機に、全国初の制度として始まったものだが、東日本大震災をきっかけに再び注目を集めることになった。

 2倍以上の伸び率で高い関心を示したこの制度では、診断の結果「やや危険」「倒壊の危険も」と判定された木造個人住宅(1981年5月31日以前に建築確認を得て着工したもの)は、耐震改修工事費の補助が受けられる仕組みになっている。市では東日本大震災直後に診断の申込みが激増したことから、昨年4月、長年据え置かれていた補助金額の増額を決定。2014年3月31日までに工事を完了すれば、一般世帯が150万円から225万円に、非課税世帯が225万円から300万円に引き上げられた。

 耐震改修工事費の補助は診断から申請まで時間がかかることから、7月以降に徐々に増え始め、3月に15件だったものが12月には49件に増加。結果、年間を通して前年実績170件の約2倍となる333件の補助申請が出された。

制度周知を徹底

 市建築局指導部建築企画課では、診断対象となる木造個人住宅が市内に16万6000戸あると推定しているが、昨年末までの累計診断数は約2万4000戸。全体の85%以上の木造住宅が診断を受けていないことになる。

 月別の申請状況をみると、昨年3月に51件だった申込み数は、震災後の4月に309件と申請が殺到。しかし、その後は潮が引くように少なくなっていったという。同課ではこの機会を逃すまいと啓発に尽力。広報の8月号で耐震特別号を発行するなど、制度の周知を徹底。その成果は8月245件、9月281件と数字に表れた。

 同課では「今年も早い時期に再び広報に力を入れたい」とし「無料で受けられるので、まずは耐震診断を申し込んでほしい。自宅の耐震性能を把握し、今後どうすべきか考えていただければ」と話している。問合せは同課【電話】045・671・2943まで。
 

全国展開だから安心査定

ただいま査定額40%アップ実施中です。

https://www.otakaraya-shop.jp/akuwa/

<PR>

旭区・瀬谷区版のトップニュース最新6

今の風景を次世代へ

写真と楽しむ会

今の風景を次世代へ

原中コミスクで作品公開

4月25日

活性化へ3者協定締結

若葉台団地

活性化へ3者協定締結

大学の専門性を生かす

4月25日

歩道橋にEV設置へ

三ツ境駅北口

歩道橋にEV設置へ

市、25年度の完成目指す

4月18日

知る会で地域住民と交流

ウクライナ避難民

知る会で地域住民と交流

鶴ヶ峰の犬飼さんが企画

4月18日

森ラボ(旭区)が受賞

横浜・人・まち・デザイン賞

森ラボ(旭区)が受賞

地域住民と芸術作品制作

4月11日

「居場所」担い20年

親子のひろばまんま(瀬谷区)

「居場所」担い20年

25日から周年行事

4月11日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月18日0:00更新

  • 4月4日0:00更新

  • 7月20日0:00更新

旭区・瀬谷区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

コラム一覧へ

旭区・瀬谷区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月25日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook