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公開日:2026.06.11
万騎が原小学校 自分を守る性教育 高野しのぶさんが講演
旭区の万騎が原小学校で5月15日、横浜市内の小中学校を中心に、性教育の授業に取り組む高野しのぶさんによる「いのちの学習」が初実施された。性教育の枠組みを超え、子どもたちに命の大切さと性に関する正しい知識を伝えて、自分で自分の身体を守る術を身につけてもらうことが狙いだ。
今回の「いのちの学習」は、同小学校の全学年と保護者、教職員が対象。昨年度、PTAが保護者向け教室として実施したところ、児童向けとしても要望があったことから開催に至った。
児童向けの授業内容は自身の身体を守るための「プライベートゾーン」や「セクシャルマイノリティ」など。保護者と教職員に向けては「いのちと性のはなし」について講演した。
境界線を大事に
6年生向けの授業冒頭で、高野さんはこのように切り出した。「みんながスペシャルだと伝えたい」--。
「自分がされても大丈夫だと思うこと、嫌だと思うこと」の境界線「バウンダリー」をシャボン玉に例え、「境界を決められるのは自分だけ。境界線を越えるのは暴力につながる」と高野さんは説明した。
「『嫌だ』と言ったら他人がどんな顔をするかを気にしていると、境界線がぶれていき、自分が嫌いになっていく」と高野さん。「嫌だと伝えていいし、自分を嫌いにならない人生を送ってほしい」と説いた。
その後は、思春期の身体の変化として、「異性だから関係ないじゃない。知っておいて欲しい」と生理や精通について説明。「性について学ぶことは、どうやって自分らしく生きるか、身体の変化に対応するかという点で大事なこと」と話した。
LGBTQの話題では、「自分の性別が決まっていない人の『シャボン玉』は割ってはいけない」とし、「人と違ってもおかしくない。自分らしさを大事にしてほしい」と呼びかけた。
包括的な学びを
授業を受けた6年の塗本葉月さんは、バウンダリーについて「大丈夫かを自然と聞ける友達関係を築いていきたいし、今日知ったことを周りの人たちにも伝えていきたい」と述べた。
「性教育は自分を守るお守り。望まない出産など性被害ををなくしたい」と高野さん。「性の知識だけでなく、自分らしく生きるための『包括的性教育』として続けていきたい」と語った。
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