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公開日:2026.06.04

旭区の助産師 森内幸美さん 県看護賞を受賞 母子のケアに尽力

  • 賞状を手に笑顔の森内さん

    賞状を手に笑顔の森内さん

 看護業務において顕著な業績をあげた人を称える「第61回 神奈川県看護賞」に、助産師の森内幸美さん=旭区=が選ばれた。「もりうち母乳育児相談室」に加えて、横浜市の母子訪問指導員や神奈川県助産師会理事の活動などを通じて母子の健康ケアに尽力した。

 今年度の同賞は保健師、助産師、看護師から10人が選出。5月13日に県立音楽堂で表彰式が行われた。受賞について森内さんは「本当に驚きました」と率直な感想を語りつつ、「出張助産師として長く続けて来たことが、評価されてうれしい」と笑顔を見せる。

出張で身近に

 森内さんは三重県出身。高校時代の通院経験から看護の仕事に関心を持ち、看護学校に進学。また、生後間もない子どもを2人亡くした自身の母親から、その悲しさや辛さを聞いており、「幸せな場面と、そうでない場面。周産期にはさまざまな看護があり、自分にできることがあれば」と助産師の道を志した。

 地元の総合病院と、結婚を機に移り住んだ旭区の聖マリアンナ医科大学横浜市西部病院に勤務。子育てを経て、その経験を生かせればと2005年に同相談室を開設した。20年以上にわたり地域の母親や赤ちゃんの元に足を運び、親子の触れ合いを通じて愛着形成などにつながる「母乳育児」の指導、育児相談、産後の心身のケアに奔走。「お母さん一人一人のニーズをよく聞き取り、最適な方法を見つけることを大切にしてきました」と森内さん。同相談室の訪問件数は約1000件に上る。

 市の母子訪問指導員や県助産師会、「かながわ母乳の会」など多方面で活動。また、鶴見区の助産院ではマタニティや産後ヨガ教室の講師を務めている。

 今後については、「80代の現役大先輩たちのように、必要とされる限りはいつまでも頑張りたい」と意気込む。また、「お母さんたちが楽しく子育てできるよう支援していきたい」と話す。

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