高齢者見守り 地域全体で 区、地域ケアプラザ、事業者が協力体制
戸塚区役所と地域ケアプラザ、事業者が協力して高齢者を見守る事業「みまもりネット」が始まった。事業への登録業者が高齢者の異変を感じた時に、区と地域ケアプラザに状況を知らせる。区は、地域全体によるゆるやかな見守り体制を目指すとしている。
事業者の登録証授与式が4月25日、戸塚区役所で開かれた。今回、登録したのは、朝日・読売・毎日新聞の区内全販売店(17事業者)と戸塚・横浜泉郵便局(6事業者)の23事業者。ともに日ごろから地域を回っている事業者で、配達物が残ったままや最近見かけないなどの高齢者の異変を、区と地域ケアプラザに知らせる。連絡を受けた区と地域ケアプラザは高齢者宅を訪問し、状況を確認。必要なサービスや制度が利用できるように高齢者やその家族を支援する。
区内の一人暮らし高齢者の数はここ10年間で倍増している。2010年国勢調査の集計結果によると、00年に3947人だったが、10年には8190人に増えた。一人暮らし高齢者などに対しては民生委員が見守り活動を行っているが、現状を踏まえ、見守りの担い手を増やそうと、区が同事業を企画した。
区高齢・障害支援課の野田晴子係長は「ちょっとした気付きを大事にする、日ごろからのゆるやかな見守りを地域全体に広げたい」と話し、今後は高齢者が利用する店舗などに登録を呼びかけていくという。
登録した毎日新聞戸塚西部専売所の伊勢貞義所長は「見守りは日ごろからの声かけが大事。いい事業。協力したい」。郵便事業株式会社戸塚支店の吉村孝雄支店長は「仕事柄、区内の高齢者の情報を持っている。何かあったら積極的に区に伝えたい」と話した。
詳細は同課高齢・障害係【電話】045・866・8429。
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4月18日