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公開日:2026.06.12
中学野球県予選 初陣、藤沢選抜が栄冠 昨年の覇者破って本戦へ
「水戸市長旗 第16回東日本少年軟式野球大会 神奈川県予選」が先ごろ、県内各会場で開かれ、藤沢市内で部活動に励む選抜チームが並み居る強豪をなぎ倒し、初出場にして初優勝を飾った。「全員野球」で手にした快進撃。今夏開かれる本戦へと駒を進めた。
県予選には8チームが出場した。藤沢選抜の初戦は5月24日、新横浜公園野球場。相手は優勝候補と目されていた横浜クラブだった。しかし臆することはなかった。初回二死から三連打を浴びせる攻勢を見せると、2回には梅原蓮介選手(六会中3年)の好走塁で先制に成功。その後は、1打の狂いも許されない緊迫した投手戦へ。耐え抜いた藤沢選抜は7回表、小技を絡めてチャンスを広げ、犠牲フライなどで追加点を奪った。その裏、相手の猛追もあったが、4―2と逃げ切り、公式戦初勝利をあげた。
勢いに乗った藤沢選抜は同31日、瀬谷本郷公園での準決勝でも躍動した。平塚アルタイルズの好投手を前に、序盤こそ苦戦を強いられたものの、試合を動かしたのは4番、村井温太選手(高倉中3年)の一振りだった。3回、放った打球は大歓声に包まれながらレフトポールへ直撃。スリーランホームランで攻撃の口火を切った。投げては、4人の投手による継投リレーで、相手打線を完璧に封じ込んだ。5回、6回にもタイムリーなどで加点。7―0のコールド勝ちで圧倒的な強さを見せつけた。
迎えた決勝の相手は昨年の覇者、伊勢原クラブ。新星、藤沢選抜が王者に挑む大一番となった。試合は初回から動いた。村井選手が再び牙をむき、鋭い打球で2点タイムリーを放った。しかし試合終盤、相手の意地の追撃が始まり、球場全体に逆転のムードが漂う。じりじりと点差を詰められ、スコアは3―2。1打逆転の絶体絶命の危機の中、選手たちを支えたのは「絶対に勝つ」という強い気持ちだった。泥にまみれながら1点差を死守。最後の打者を打ち取った瞬間、歓喜の輪が広がった。
「めざすは頂点」
劇的な栄冠を手にした藤沢選抜。高倉中野球部顧問で監督の田畑颯太さんは「ベンチにいる選手も精一杯に声を出し、同じ方向を向いて収めた大金星」と選手たちを褒め称え、「夏の練習で細やかな連携プレーを強化していきたい」と前を向いた。チームを率いる主将の福田和暉選手(片瀬中3年)は「予選の決勝のように集中力が切れて点を取られてしまうのが課題。最後まで気を抜かず、自分たちらしい守備から流れを作って打撃につなげる野球で、謙虚に試合に臨みたい。目指すは優勝」と気合十分だ。
本戦は8月7日(金)、茨城県水戸市で開幕。藤沢選抜含む、計27チームが熱い戦いを繰り広げる。
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