横浜の砂浜再生に取り組むNPO法人「ともに浜をつくる会」(石田猛理事長)はこのほど、宮城県の気仙沼市立大島小学校に270匹のこいのぼりを寄付した。こどもの日5月5日に同校を訪問したメンバーらによって校庭に掲げられた。
こいのぼりは、「大島の子供たちに希望と夢を与えたい」と同NPOが寄付を呼びかけ、4月末までに集めた。区内の横浜南部市場共栄会(和田實理事長)も協力し、個人所有者らから預かった17匹を提供している。
気仙沼湾内に浮かぶ大島は、震災で31人の死者・行方不明者を出した。がれきが海底を埋め尽くし、基幹産業だった養殖業は壊滅状態に陥った。同NPOの石田理事長(82)に、大島出身の親類がいることから支援がスタート。主旨に賛同した都内の商社から資金援助を受けながら、ボランティア活動を続けてきた。
50年前まで中区本牧で漁業を営んでいた石田理事長は、「住宅の再建や漁業の復興はまだまだ。海と浜に育てられた身として、少しでも役に立てれば」と話す。同NPOは今後も、支援活動を続けていく考えだ。
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