「消防団ニュース」が創刊 地域の活性化目指す
区民に消防団の活動への理解を深めてもらおうと、高津消防団(河原金藏団長)はこのほど、団員たちの活躍などをまとめた新聞「消防団ニュース」を創刊、今月9日の高津区消防出初式で一斉に配布した。
A4版のカラー印刷で2ページ組。紙面最上部に鮮明な赤字で「消防団ニュース」の題字が踊る。
創刊号のトップ記事として、地域の中学生からなる団体「ジュニア・ハイスクール消防隊」が昨年の出初式で見事な消火栓操法を披露した「ニュース」を掲載。また、団員らが昨年9月に被災地・宮城県気仙沼市を訪問し、現地の消防団に義捐金を寄付した活動も紹介。両地区の消防団の絆の深まりを報じている。
このほか、一昨年度の県知事表彰などの受賞者や、11年度に就任した新役員らの氏名も紹介した。
団員への思いが形に
制作したのは、今年で入団42年になるベテラン、河原団長。「活動を知ってもらうことで地域と消防団を活性化させ、入団希望者を増やしたい」。県などから表彰されながら、これまで公表される機会が少なかった団員たちの励みになる紙面を作りたいと、数年前から構想していた。昨年末、自宅のパソコンに向かい独力でレイアウトして紙面を制作。高津消防署が協力し、400部の印刷が実現した。同消防団は紙面を町内会長らにも配布する。
「今後、半年に1回は発行したい」と河原団長。今月の出初式で見事な放水演技を披露した中学生たちの活躍は、次号で大きく掲載するという。「(退任時期は未定だが)次期団長にも是非『消防団ニュース』の制作を続けてほしい」。高津区民の安全を願う河原団長の熱意の火は消えない。
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4月19日