逗子・葉山 人物風土記
公開日:2015.01.30
町制施行90周年記念誌「葉山町の歴史とくらし」の編さん会議編集長を務めた
鈴木 雅子さん
葉山町堀内在住 68歳
好奇心こそ原動力
○…昨年末、町民から成る編さん会議メンバーとともに縄文から現代にいたるまでの町の歴史や町民の暮らしぶりを1冊にまとめ上げた。記念誌は町史の位置づけで、刊行は実に40年ぶり。歴史を集約したものがないため、時には文章1行にも検証作業を要する気の遠くなるような作業だったが、約1年半、60回以上にも渡る編さん会議を経て「専門家が作ったものと比べても遜色ない」と評価される出来に仕上げた。「歴史の素人である自分たちが、限られた時間の中でよくやったなと思います」。完成品を手にしみじみと呟いた。
○…元々はとりわけ歴史に関心があったわけではないが、20年ほど前、NHKが刊行した葉山ゆかりの文学作品を紹介する冊子の制作メンバーに加わったのがきっかけ。堀口大學に与謝野晶子。近世文豪の作品には度々葉山の地が描写される。また別荘地、保養地として栄えた葉山では、時代の転換点となる出来事も少なくなく「葉山の歴史を読み解くと、当時の時代背景までが見えてくる」。そんな面白さに魅せられていった。
○…「あまり真面目じゃない。でも、気になることにはのめり込むタイプ」。自身の気質に触れた折、そう返した。こんなエピソードがある。三島由紀夫の「禁色」を読んだ際、名島にある鳥居の向きが現在と違うことに気が付いた。その足で地元の漁師に話を聞きに行き、今と昔で変わったことを突き止めた。気になることにはとことん―。そんな好奇心こそが自身の変わらぬ原動力だ。
○…地元FMで15年近く番組を担当したほか、まちづくり協会の立ち上げ、「郷土史葉山」の創刊から携わるなどバイタリティは尽きない。郷土誌葉山は昨年10号までを発行し、ようやく一段落したが、新たに発見された資料を今後どう生かすか早くも構想をめぐらす。「先のことは分からないけど、自分のアンテナに引っかかったことを突き詰めていくだけ。今も、昔も」
ピックアップ
意見広告・議会報告
逗子・葉山 人物風土記の新着記事
コラム
- LINE・メール版 タウンニュース読者限定
毎月計30名様に
Amazonギフトカード
プレゼント! -

あなたの街の話題のニュースや
お得な情報などを、LINEやメールで
無料でお届けします。
通知で見逃しも防げて便利です!












