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茅ヶ崎・寒川 人物風土記

公開日:2011.11.25

茅ヶ崎市果樹持寄品評会(柿)で優等賞を受賞した「添田園」の生産者
添田 盛司さん
西久保在住 54歳

「美味しい」を励みに



 ○…今夏の猛暑や9月に上陸した台風15号の影響で柿の収穫量は例年に比べ少なかった。それでも品評会に出品した柿は大きさや形状、糖度などの総合審査項目でトップになった。添田園では4、5年前からつぼみを取り収穫数を制限する「摘らい作業」を行っている。そうすることで1つ1つの果実に栄養を行き届くようにした。「摘らい作業をいかに最適な時期に行うかが大切。美味しくて大きなものを作りたかった」



 ○…茅ヶ崎で生まれ育った。10年間のサラリーマン生活を経て、父親の代から営んでいる添田園を受け継いだ。現在、柿の販売は宅配がメイン。全国発送しており、中には1シーズンで30kg買う人もいるという。「自分が食べるのではなく、家族や知人に送る人も多い。その場合は反響がストレートに返ってくる」。だからこそ大きさと味にこだわり、顧客の感想にはいつも耳を傾けている。



 ○…同園は柿のほかにスイートピー、ブルベリーなども扱っている。スイートピーは自身の代から始めたもので、近所の農園者に作り方のイロハを学んだ。「始めは何も分からない。失敗しながら覚えていった感じ。でも、やっぱり花が好きだったからやったんでしょうね」と当時を振り返る。未経験からのスタートだったが、2年前に「関東東海花の展覧会一般切花の部(スイートピー)」で農林水産大臣賞を受賞するまでになった。「『手をかけてやれば、品質の良いものが作れる』と教わったんです。どんなものでもそうだけど、大切なことだね」。20年以上経った今でもこの言葉はいつも心に留めている。



 ○…「(柿の作り方で)うちは特に変わったことはやっていないんだよな」と笑う。決して気張らないのが言葉の節々から伝わってくる。「やっぱりお客さんが『美味しい』って喜んでくれることが何より励みになる。これからも見栄えと味の良いものを作っていきたいね」と不変の想いを口にした。

 

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