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公開日:2016.06.23

ららぽーと
246店舗で開業
三井不動産「地域活性に貢献したい」

  • 10月に開業予定の「ららぽーと湘南平塚」

 三井不動産株式会社(東京都中央区)は16日、市内天沼の日産車体湘南工場跡地に建設中の商業施設「ららぽーと湘南平塚」を10月6日(木)にオープンすると発表した。同社は「平塚の地域活性に貢献したい」としている。

 同社によると、施設は敷地面積が約8万平方メートル、3階建ての店舗面積は約6万平方メートルで、246店舗が出店する。約3500台分の駐車スペースを確保。小田原、秦野、伊勢原、藤沢、茅ヶ崎など、約85万人・約35万世帯の集まる半径約10Kmを商圏と想定しているという。

 建物は「自然豊かな平塚」を意識したデザイン。北モールは木彫の吹き抜けを重ね合わせて「山」を表現、南モールはブルーの色調に緩やかな波型を取り入れて「海」を連想させる。

 出店するファッションブランドは、自然豊かな地域特性を意識し、スポーツやアウトドアの関連ショップが集積。レディース専門店なども含め、全67ブランドが出店する。また、イトーヨーカドーなどの食物販をはじめ、ベビー・キッズ専門店、雑貨店などが多彩に並ぶ予定だ。

 飲食スペースは1階にレストランゾーン、3階にフードコートを整備。地産地消のビュッフェレストランや、湘南ベルマーレとコラボした飲食店、ミシュランガイドで星を獲得している市内和食店が出店する。

 施設内には子育て世代を意識し、100平方メートルを超える「キッズパーク」を創出、0歳〜6歳まで年代別で遊べる空間を用意する。壁面には日産の協力で約300種類のミニカーを展示するなど、親子で楽しめるアイデアも取り入れた。

 ワークショップなどを開くコミュニティースペースをはじめ、ペット同伴可能な飲食店やドッグランなど、様々な施設も集約。屋上には湘南ベルマーレ監修のフットサルコートを整備し、様々な運動プログラムや時間貸しを行うという。

 同社の担当者は施設の完成に向けて、「平塚をはじめ、湘南地域全体を盛り上げていければ」と話している。

複合開発の街の名称「ららシティ湘南平塚」

 三井不動産は同日、ららぽーと湘南平塚を含む総面積約18・2haを開発する街の名称を「ららシティ湘南平塚」と決定した。

 ららぽーとのほかには、各事業者が戸建て住宅や分譲マンションを整備する。来年には済生会平塚病院が移転する予定だという。

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