花粉飛散量は平年より少なめ スギ雄花の調査結果まとまる
スギは2月から4月にかけて花粉を多く飛散させる。今年の県内のスギ花粉の飛散量は「平年より少ない」と予測されている。
昨年末に厚木市七沢の神奈川県自然環境保全センターが発表した「平成24年度県内スギ雄花の着花調査結果」によると、花粉を飛散させる雄花の着花量の調査を、県西部をはじめ県北部、県央部、県北西部の県内4地域の森林地帯、合計30ヵ所で11月に実施。その結果、着花点数の平均値(県内平均値)は20・7点で、昨年の75・3点より大幅に減少した。県ではこの調査を平成9年から実施しているが、過去14年間の平均値(平年とする)は44・6点で、今回の値は調査期間を通じて5番目に少ない量だった。このことから、平成24年春の花粉飛散量は、平年と比べると少ないと予想した。
同センターでは「昨年の気象条件から見ると本来であれば飛散量が多くなるはずだったが、昨年あまりにも多くの花粉が飛散し、今年の雄花まで栄養が行き渡らず着花点数が低くなったのでは」とみている。
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