第17回全国ジュニア・ラグビーフットボール大会で優秀選手に選ばれた 松井龍将（りゅうすけ）さん 南足柄市塚原在住 15歳
夢は世界一のプレイヤーに
○…昨年末、大阪の近鉄花園ラグビー場で開催された「第17回全国ジュニア・ラグビーフットボール大会」に神奈川県スクール選抜のキャプテンとして出場。持ち前のリーダーシップや試合での活躍が認められ、全国で33人の優秀選手の１人に選ばれた。「選ばれたことは素直に嬉しいけれど、世界の舞台でプレイしたいという夢があるのでここで満足しないで努力を続けないといけない」と冷静に受け止める。
○…幼い頃からサッカーや空手、水泳に陸上と様々なスポーツに挑戦してきたが、父親の影響で小学校２年生の時から始めたラグビーに一番魅せられ、所属する秦野ラグビースクールの練習や自主練習で努力を重ねてきた。「ラグビーは”ノーサイドの精神”が一番の魅力。試合中はおおげさに言うと戦争だけど、試合が終われば敵味方みんなが仲間になる」。学校の友人のほかに、ラグビーを通して全国に仲間ができたという。
○…「キャンプで友人が弾いているのを見てかっこいいと思った」というギターにも昨年から挑戦している。”何事に対しても本気な人”と友人に言わせる反面、ユーモラスな一面もあり、この春卒業した岡本中学校では多くの友人に囲まれて３年間を過ごした。「思い返すと楽しい思い出がたくさんある。迷惑もかけたので、支えてくれたみんなの期待に応えられるようにがんばっていきたい」。
○…「今までは週末のクラブの練習のほかは自分でトレーニングをするしかなかった。毎日ラグビーに集中できる環境に行けることが楽しみ」。４月からは大阪のラグビー強豪校・東海大付属仰星高校へ進学。ラグビー漬けの生活が始まる。「１年生でレギュラーに入り、高校３年間で３連覇をすることが当面の目標。高校ラグビーで実績を残して卒業後は海外のトップリーグへ挑戦したい」。”世界一のプレイヤーになる”という夢へ向けた大きな一歩を今踏み出す。
