青葉応援団の団員で「団祭」のプロデューサーを務める 梅田 優太郎さん 奈良町在住 23歳
「今」の情熱、応援で届け
○…『応援団による応援』の文化を伝えるエンターテインメント「団祭」。青葉応援団の年に一度の大舞台を前に、プログラム作りなどプロデューサーとして尽力する。その情熱は「変わっている人と見られがち」な応援団の本当の姿を伝えるため。「応援団は硬派な一面もありますが、純粋に楽しいからやっているという身近な部分もあるんです」
○…兵庫県で生まれ、幼稚園の頃に奈良町に。昔から目立つのが好きで、奈良中では生徒会長、高校では演劇部で青春を謳歌。その後、慶應義塾大学の入学式でステージに立つ應援指導部に惚れ込み入部を決意。運動が苦手で猛烈な走り込みに挫折しかけたこともあったが、「先のことを考えていたら続かない」という同期の言葉から、「楽しい部分もあるし“今”を考えて続けてみよう」。気が付けば卒業を迎えていた。
○…大手化学メーカーに勤める中で青葉応援団から誘いがあり、「地元だし、閉じこもりがちな応援文化を外に広げようというのは面白い」と今年1月から関わるように。今では使命感も芽生え、入団した高校生の指導に力を入れる。「どんどん成長していて面白い。団祭では緊張すると思うけど、一生懸命やってくれたら」と笑みを浮かべる。
○…「人を楽しませる人生を送りたい」と、今年の4月に退職。現在はゼロからネタを作り、演技もできるお笑い芸人の養成所に通う日々だ。「自分としては会社員を続けていたら絶対に後悔していた。今を優先したんです」。コントのネタ作りに悪戦苦闘した1カ月後、人前でネタを披露すると「けっこうウケたんです」。団祭では根っからのエンターテイナーとして司会進行も務め、「なんとなくでいいので来てほしい。思う以上の楽しさ、感動を与えられると思いますよ」と自信をのぞかせた。
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