山内中学校(簗瀬一爾(やなせかずや)校長)の陸上競技部・男子駅伝チームが、12月1日に金沢区の八景島・海の公園周回コース(全6区間/全長19・95Km)で行われる第28回関東中学校駅伝競走大会に初めて出場する。3年生でキャプテンを務める辻大翔(ひろと)君は「最後の公式大会。自信をもって走りたい」と意気込んでいる。
駅伝チームは辻君と河原尚史君、下條拓馬君、西航太朗君、幸(ゆき)和磨君の3年生5人と、上田遥斗君、小野航世(こうせい)君、土屋昊大(こうた)君、宮内乃阿(のあ)君の2年生4人の計9人。大会には6人が出場し、3人が控えとなる。
同チームは10月26日に行われた市大会を5位で通過し、11月9日に行われた県大会に出場。58校がエントリーする中、1区の宮内君が9位の好位置で流れを作り、2区をエースの下條君が5位で3区の土屋君にたすきをリレー。土屋君は一気に1位まで順位を押し上げると、4区幸君、5区辻君が2位をキープ。アンカーの小野君が粘りの走りで4位でゴールし、5位までに与えられる関東大会出場権を手にした。
同部の顧問で駅伝の監督を務める對馬(つしま)智幸さんは「3区までは予想通り。4区以降逃げ切り、アンカーで勝負する作戦だった」と話し、概ね想定通りの展開だったと明かす。一方、辻君は「関東大会はうれしいが、メダルがもらえた3位との差は5秒。1人あたり1秒の差もなく、キャプテンとしては悔いが残る」と悔しさものぞかせた。
市大会で自信
初めての関東大会出場を決めるなど、上り調子の同チームだが、転機は10月の市大会だった。県大会で2区を走った下條君、アンカーを務めた小野君が欠場する中、河原君と西君の3年生コンビが力走し、5位に。そのことがチームにいい影響を与えたと對馬監督は話し、辻君も「県大会でもいける、というチームの自信になり、いい練習ができるようになった」と振り返る。
「みんなすごく仲良し」と話す同部の中で、3年生の公式大会としては関東大会が最後。走るコースは市大会、県大会でも走った八景島・海の公園周回コースと地の利もある。辻君は「不安な気持ちで大会に臨みたくはない。自信をもってチーム全員で『いける』と思って走りたい」と話し、「県勢で1位、関東で8位入賞を狙いたい」と目標を語った。
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