カジノ・IR反対意見、66%に増加 横浜市会議員 藤崎浩太郎の市政報告
先日、神奈川新聞などによる世論調査が公表され、横浜市のカジノ・IR誘致に66・43%が反対であると示されました。
2019年9月の調査でも63・85%が反対で、2017年7月に行われた市長選挙の出口調査でも61・5%が反対でしたから、この3年間でカジノ・IR誘致に反対だと考えている人が増加していることが分かります。
市長はこれまで議会で「賛成の方もいる」と答弁していますが、なぜ3分の2の反対意見に向き合わないのでしょうか。この間、「市民に説明する」として12区で市民説明会を開催したり、動画を作成したり、広報が行われてきましたが、その結果、反対が増えているわけです。カジノ・IRについて市民の理解が進むにつれて一層反対が増えたと考えるのが自然ではないでしょうか。
私たちの会派は、今年度予算で計上されたIR推進費4億円について、減額の上、コロナ対策に回すことを6月23日の本会議で提案しましたが、市長は「考えていない」と答弁。26日の本会議でも改めて誘致方針撤回を求めましたが、撤回しない旨、答弁しています。
市長はカジノ・IRを「国家的プロジェクト」と言いますが、誘致をするのも、やめるのも市の決断次第です。3年もの時間と予算もかけた結果である、3分の2の市民の反対の意見に真摯に向き合うのが、選挙で選ばれた市長のやるべきことではないでしょうか。
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2022年6月16日号