新型コロナウイルスワクチンの3回目接種について、横浜市は7日、65歳以上の高齢者を対象に2月4日から順次接種券を発送すると発表した。新たな変異株の感染拡大防止のため、接種間隔を前倒しして進め、3月末までに希望者への接種の完了をめざす。
前倒しの対象となる高齢者は約86万人。2月4日に発送されるのは昨年6月27日までに2回目の接種を受けた人で、早ければ2月7日に予約することができる。その後、2月14日から毎週月曜日に順次接種券を発送する計画。昨年7月28日から8月20日までの期間に2回目の接種を受けた人の場合、3月14日に発送される。
予約・接種体制も強化
市は予約支援体制の強化も図る。専用ウェブサイトや市の公式LINEで予約を受け付けるほか、ネットの利用が困難な人のために市内の全区役所に相談員を配置し、予約を代行する。
また市内の郵便局(一部を除く)302カ所でも予約を代行する。スマホを持参すれば、市内の携帯ショップでも予約をサポートする体制を整えるという。直接予約を受け付ける医療機関については個別通知に一覧を同封する。予約状況も可視化し、電話予約センターのオペレーターの増員も図るとしている。
医療機関での個別接種を行うのは1900カ所で原則ファイザー社ワクチンを使用する。集団接種会場は当初の計画よりも2カ所増やして市内13カ所に設置し、全て武田/モデルナ社ワクチンを使用する。
市内1000カ所ある高齢者施設の入居者約8万5千人については、1月中に接種を開始し、2月末までの完了をめざすとしている。
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