青葉区 コラム
公開日:2026.06.11
「眼瞼下垂に対する点眼薬」 コラム【59】 悠先生のちょっと気になる目のはなし
加齢と共にまぶたが下がってくる(眼瞼下垂)によって、うっとおしい思いをしている方は少なくありません。これまでは主に手術でまぶたを上げる必要がありました。
しかし、5月に眼瞼下垂に対する点眼薬が認可され、国内メーカーより発売されました。この点眼薬はまぶたを上げる筋肉に作用することで約8時間ほど効果があるとされています。手術に踏み切れない方や術後のイメージを事前に確認したい方にとっては有用となるかもしれません。
ただ、注意点もいくつかあります。まずこの点眼薬は自費診療となり健康保険の対象にはなりません。また、適応はあくまで加齢性に筋力低下を伴った眼瞼下垂です。神経や筋肉から発症する他の病気による眼瞼下垂には使用できません。さらに同じ加齢性のものでも、上まぶたの皮膚がたるんであたかも眼瞼下垂のようにみえる病気もありますが、こちらにも効果はありません。
よって処方前には詳細な医師の診察を受ける必要があります。また副作用はアレルギー性結膜炎など軽微なものが主体とされていますが、半年以上の長期的なデータがまだありません。
そのためリバウンドの可能性などはまだ否定できておらず、こちらも経緯を見守っていく必要があります。
市ケ尾町の「梅の木眼科医院」の加藤悠院長が、目を健康に維持するために大切なことを分かりやすく教えてくれるコーナーです(月1回第2週目に掲載)
コラム 梅の木眼科医院
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