十日市場小学校5年3組の児童が3月8日、十日市場地域ケアプラザを訪れ、同地域ケアプラザのデイサービス利用者と交流した。
児童と高齢者との交流のきっかけは、地域住民や保護者との協力で米作りから餅つきをするまでの学習に取り組んだことだった。同校によると、地域住民と関わる中で児童たちから「これまでに関わったことのない人たちとも交流ができないか」という意見が出たという。話し合いの際、「公園で遊んでいる時にベンチに座っている高齢者がいるけれど話をしたことがない」という発言が出たことから取組がスタートした。
児童たちはいぶき野小の5年生と一緒にボッチャ体験をした経験があったためボッチャでの交流を考えたが、使用するボールは275gあり、高齢者は投げられない可能性があるという問題が浮上。そこで児童たちは「高齢者が難しいことは何か」「高齢になると体にどのような変化があるのか」「認知症の人への接し方」などを学習。その後、同地域ケアプラザを訪問し、交流を通じて高齢者に必要な介助などについて学んだ。その学びを生かし3つのゲームを考案。仕上げの学習として同地域ケアプラザを再訪問し、高齢者とゲームを楽しんだ。
交流を終えた児童は「『お年寄りを楽しませよう』と思っていたけれど、自分も楽しかった。とても上手な方もいた。帰る時に握手をして頂きうれしかった」(大矢龍之介くん)、「どんどんみなさんの顔表情が明るくなって笑顔が増えていったので本当に良かった」(趙(ちょ)詩音(しおん)くん)と話した。
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