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公開日:2026.04.30

タイワンリス 横浜市内捕獲数 2025年度に急増 過去最多 行政が対策呼び掛け

  • 緑区内で今年撮影されたタイワンリス(樋口喜政さん撮影)

    緑区内で今年撮影されたタイワンリス(樋口喜政さん撮影)

 特定外来生物・クリハラリス(通称・タイワンリス)の横浜市内での捕獲数が急増している。市によると2025年度は、過去最多となる1151頭が捕獲された。タイワンリスは農作物や電線をかじるなどの被害をもたらすことが報告されており、市は寄せ付けないための工夫などを呼び掛けている。

 環境省や農林水産省によると、タイワンリスはペットとして飼育する目的などで日本に持ち込まれ、その後逃げ出した個体などが野生化。県内では1950年頃から江の島や鎌倉市で確認され、以降、分布域は横浜市にも広がりつつある。

 在来種・ニホンリスの餌資源などを奪うことでニホンリスの分布域を圧迫する可能性があるほか、家屋や庭に侵入し、ダニやノミなどを介して人の健康に問題を生じさせる可能性も指摘されている。またさまざまな農作物への食害が報告されており、市内の果樹園でナシが1シーズンに200個以上かじられるなどの被害が発生している。

市初の試行 検討

 2005年に特定外来生物に指定されたタイワンリス。横浜市環境活動事業課によると、被害が出ていなかったとしても捕獲を申請することが可能で、市内での捕獲数は近年増加の一途をたどっている。21年度が410頭、22年度が437頭、23年度が713頭、24年度が714頭と増え続け、25年度は1151頭。捕獲数はここ4年で2・8倍以上に膨れ上がっている。

 同課の担当者は「タイワンリスは年に2回ほど繁殖し、一度に何頭も出産することもある」と、繁殖力の高さを指摘。ただ、「市内での生息数と、捕獲数の拡大が比例しているかは不明」としている。

 同課によると市は現在、どのように罠を設置するのがより効果的かなどを調べる、市初となる試行を今年上半期に検討しているという。また対策として「家屋に渡る足場となるような枝を切るほか、屋内への侵入口を塞ぐなどして被害に遭わない工夫が大切」とし、「見た目が可愛いくても餌付けしないで」と呼び掛けている。

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