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緑区版 公開:2025年4月24日 エリアトップへ

緑消防団 横浜創英大生7人が入団 辞令交付式を実施

社会

公開:2025年4月24日

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新入団員辞令交付式に参加したメンバー
新入団員辞令交付式に参加したメンバー

 緑消防団新入団員辞令交付式が、4月20日に緑消防署で行われた。式では、横浜創英大学の学生7人を含む、2024年5月1日から25年4月1日までに入団した消防団員21人に対して、佐藤俊明緑消防団長から一人ひとりに辞令が交付された。

 長年、担い手不足に悩まされてきた緑消防団。23年4月1日時点では定員370人に対し、実員数は327人。充足率は88・3%だった。そこで緑消防署と協力し、作成した募集ポスターを商店街に掲示。地元企業などの事業所に向けて、入団促進活動を継続的に実施してきた。その甲斐もあり、竹山団地を寮として活用する神奈川大学サッカー部の有志らが入団。24年3月1日時点で団発足後、初めて充足率100%を達成した。

 今年も3月に、緑消防署の取り組みに協力してきた横浜創英大学の学生7人が初めて入団。2年連続で充足率100%を達成した。ただ、3月末に定年や転居などで17人が退団。4月1日時点では353人(充足率95・4%)となっている。

「町を守る一員に」

 4月20日に行われた交付式の終了後には、新入団員に対して、消防団の活動についての研修とホースの取り扱い、敬礼や整列の礼式などの訓練も行われた。参加した横浜創英大学の学生は「年齢層の違う社会人の方と技術をお互い教え合うなど、非常に良い経験となった」「消防職員と消防団員が担う役割の違いなどを学び、町を守る一員になった実感がある」と話していた。

 佐藤消防団長は「多くの方々に入団いただき、大変うれしく思う。これから一緒に緑区の安全安心を守っていきましょう」と呼び掛けていた。

 消防団とは、消防署と同じ消防組織法で定められた消防機関。横浜市の消防団員は非常勤・特別職の地方公務員で、普段は本来の仕事や学業、家事をしながら、災害や火災発生時など必要な時に活動する。緑区に在住、在勤、在学の18歳以上70歳未満であれば、だれでも入団できる。

 市内18団中、25年4月1日時点で充足率100%を達成しているのは神奈川(定員430人)、西(定員230人)の2消防団のみ。緑消防団の入団や活動などの問い合わせは緑消防署消防団係【電話】045・932・0119へ。

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