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緑区 人物風土記

公開日:2026.08.06

8月22日に緑公会堂で開催される「よこはまみらいフェス」を企画した 二宮 明さん 中山在住 48歳

  • 二宮 明さん (写真1)

「変わり者」の挑戦

 ○…音楽フェスを企画し、自身もステージに立つ。楽器はウクレレ。ボーカルも務める。人前に立つのが生来の気質というわけではなく「音楽がなかったらひとりぼっちで家にこもっているような人間」。音楽の力によって活動が外に、地域に開かれている。「音楽にはすごい力がある。楽器を持って泥臭く演奏することの素敵さを分かってもらいたい」。一人でも伝わる人がいればと、フェスは全席無料で開放。「この先、プレイヤーがいなくなるのが怖い」。切なる思いで、子どもたちに未来を託す。

 ○…小さい頃から「根拠のない自信がある」と言われ続けてきた。「変わり者扱いされるくらいなら言わない方がいい」と無口を決め込んでいた時期もあった。高校2年生のとき、その自信で言語もままならないがサマースクールに申し込んでイギリスに1カ月半滞在。現地で感じたのは、自己主張を恐れず、やる前に無理だと諦めずに行動に移す風土。ここでは「変わり者扱いされない」と知り、気が晴れた。

 ○…高校卒業後は、大工や溶接工の専門職、精肉店や不動産会社で働いた。「楽器の収集癖」があり、気付けば200本ほどギターを買い込んでいた。「まだやっていないことにチャレンジすることが好き」と言い、20代後半で満を持して独立した。稼ぎは別の事業でつくり、その資金を音楽につぎ込んだ。緑区内でライブハウスなどの店舗を経営するうちに、音楽仲間の輪が広がった。

 ○…師と仰ぐのは「ヨシダソース」を生み出し一代でアメリカンドリームを体現した吉田潤喜氏。独立時に直接訪問して「三方よし」の考え方を教わった。音楽の素晴らしさを継承する場としてのフェスを軌道に乗せ「県を代表するイベントに育てていきたい」。

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