港北区版 掲載号:2018年3月1日号 エリアトップへ

学童保育 運営道のり険し 補助金増も財政厳しく

教育

掲載号:2018年3月1日号

  • LINE
  • hatena

 放課後の小学生が過ごす居場所の一つ「学童保育」の運営者に対し、市は2018年度、補助金を増額する予算を組んだ。しかし、条例によって場所の移転を迫られ、財政難の施設も多く、運営者側からは「補助金が増えても運営は苦しい」という声も聞こえる。

 市が「放課後児童クラブ」と呼ぶ学童保育は日中、保護者が不在の小学生が放課後を過ごす遊び、生活の場所。地域住民らによる運営委員会やNPO法人などが運営。場所は民家やマンションの一室を借りるケースが多く、「家で過ごすような雰囲気」が特徴。

利用者1万700人

 現在は225カ所あり、市こども青少年局によると、17年4月時点で約1万700人が利用し、この数年は横ばい。利用料はクラブによって異なるが、平均で1カ月1万7200円。

 市は利用者数に応じて補助金を出している。月〜土曜日に開所し、利用者が41〜80人のクラブには17年度、年間約711万円を支給。18年度は放課後の居場所充実を目指し、約770万円に増額する予定。現在、この人数規模のクラブは約110カ所ある。

基準変更が追い打ち

 学童施設は、国の基準に基づき、市が15年度に定めた条例で、児童1人につき、1・65平方メートルのスペース確保や耐震基準を満たす必要があり、20年3月末までにこれをクリアしなければいけない。約100カ所が対象で、場所の移転や分割を迫られている。条件を満たす場所に移転、分割をすると、通常は上限月額15万円の家賃補助が20万円に増える。

 これに対し、学童指導員や保護者らで構成される横浜学童保育連絡協議会は「面積、耐震の基準を満たし、家賃20万円の物件はなかなか見つからない」と話し、財政面から移転先が確保できないクラブが多い。同協議会は「基準を満たせなければ、定員を削減しなければならない」と話す。

 市は学校施設を使う「はまっ子ふれあいスクール」を20年3月末までに「放課後キッズクラブ」へ転換する事業を進めており、学童とキッズクラブを放課後の居場所の二本柱にする。同協議会は「キッズクラブが増えれば学童利用者が減るのでは」と危惧する。人手不足の悩みもあり、補助金増額を歓迎しつつも、「苦しい状況は続く」としている。

横浜市新型コロナワクチン情報

4回目接種対象は60歳以上の方全員と18〜59歳の基礎疾患がある方等です

https://www.city.yokohama.lg.jp/kurashi/kenko-iryo/yobosesshu/vaccine/vaccine-portal/

<PR>

港北区版のトップニュース最新6

「地域住民が輝く場を」

えれぴあぷらす

「地域住民が輝く場を」 文化

新吉田小発のコンサート

7月7日号

他公共施設の5倍の利用

横浜市EV公道充電器

他公共施設の5倍の利用 社会

実験1年、月平均259回に

7月7日号

囲碁で全国大会へ

慶應高棋道部

囲碁で全国大会へ 文化

個人・団体戦で県制覇

6月30日号

生徒考案メニューが給食に

高田中

生徒考案メニューが給食に 教育

PTA主催の試食会も

6月30日号

26年間の葛藤と挑戦、本に

車いすバスケ古澤さん

26年間の葛藤と挑戦、本に スポーツ

区内在住の銀メダリスト

6月23日号

オンライン化推進に本腰

横浜市

オンライン化推進に本腰 社会

行政手続の利便性向上へ

6月23日号

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 2月18日0:00更新

  • 6月25日0:00更新

  • 4月30日0:00更新

港北区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

講座「ボランティアをやってみようと思ったけれど…」

【Web限定記事】

講座「ボランティアをやってみようと思ったけれど…」

港北区福祉保健活動拠点で7月22日

7月22日~7月22日

港北区版のイベント一覧へ

最近よく読まれている記事

バックナンバー最新号:2022年7月7日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook