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港北区 人物風土記

公開日:2022.12.08

老人福祉センター 菊名寿楽荘で英会話講師を務める
アビー・ニコラス・フリューさん
区内在住 

  • アビー・ニコラス・フリューさん (写真1)

人を勇気づけられるように

 ○…大学や公共施設などで英語を教える人気講師。初来日は、10代で体操選手としてオリンピックを目指していた時。2回目はアキレス腱の怪我で選手を諦め、パフォーミング・アーツを大学で学び、ミュージカルダンサーに転向した頃だった。その後、紆余曲折あり、得意だった英語教育で身を立てることに。大学院の入学許可が最初に来たのが日本の大学だったため、3回目の来日。「マレーシアの小学校や韓国の大学院教員をしていましたが、日本の四季が大好きで、戻ってきました」

 ○…ロサンゼルス出身。スポーツも得意だったが、勉強も得意で高校生の頃から移民に英語を教える補佐も。一方で、両親が離婚し、14歳で自立するという厳しい現実も抱えていた。「その時は気づかなかったけど、周囲の大人が陰ながら支えてくれたと思う。あと『君ならできる』と励ましてくれたから」と明るい笑顔を見せる。

 ○…ミュージカルダンサーとして、クルーズ船で50カ国以上を訪れた。しかし、欧州遠征が決まりかけた時、交通事故にあい、3年半の入院生活に。「最初は不貞腐れていた。でも教会の仲間が無償で看病してくれ、皆が『英語もフランス語もできるし、頭がいいのだから』と励ましてくれて、英語教育という新たな道に踏み出せた」

 ○…医療通訳ボランティアに携わっているのもクリスチャン精神から。愛読書は「聖書」だ。「自分は宗教=哲学だと捉えている。聖書には人類の様々な知恵がつまっていて。スターウォーズの登場人物も聖書をモチーフにしたという見方もあるよ」といたずらっ子のような瞳で語る。キリストのようにどんな人も差別せず、勇気づけ、励ます人を目標にしたい、と力を込めた。

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