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公開日:2026.07.09
小机 雲松院に500年記念碑 歴史紡ぐ寺標のお披露目
小机城址にゆかりのある曹洞宗寺院「雲松院」(小机町1451)で6月30日、開山500年を記念する寺標の除幕式が執り行われた。来年4月に迎える「500回遠忌」に向けた記念事業の一環。道路拡張などで分かりにくくなっていた寺の入り口に建立された記念碑は、地域の新たなシンボルとして期待されている。
来年4月に500年の節目を迎えるにあたり、雲松院では記念事業として寺の由緒をまとめた「雲松院史」の編纂や建物の修繕を進めている。その一環として今回建立されたのが、入り口の新たな寺標(記念碑)だ。
入り口付近の景観は、昭和20年代の道路拡張工事などを経て大きく様変わりしてきた。同寺の内野公雄住職によると、長年角に建っていた家屋がなくなったことで、周囲から「お寺の入り口がどこか分かりにくい」という声が聞かれるようになったという。そこで総代らと相談を重ね、基礎を強固にした寺標を新設することにした。内野住職は「少し立派すぎたかもしれないが、天災地変がない限り大丈夫なように基礎はしっかり作った」と完成を喜ぶ。筆頭総代の長谷川隆さんは「末寺が港北区内に17もある由緒正しいお寺。ふさわしいものができた」と笑顔を見せる。
同寺は小机城址にゆかりのある寺院であり、笠原越前守信為氏によって建立された歴史を持つ。境内には、その寺を建てた「殿様のお墓」も一番良い場所に屋根付きで整備されているという。檀家を積極的に募集する宣伝はしていないものの、希望者には親切に説明し案内するなど、一人ひとりに丁寧な対応を心掛けている。
季節ごとに美しい姿を見せる豊かな緑も、同寺の魅力の一つ。境内には、1973年に住職が身延山(山梨県)の桜に感銘を受け、自ら現地で苗を買って植えた桜の木がある。約50年が経過し見事に成長した桜は、過去に一般紙の読者投稿で「一見の価値あり」と紹介され、記者が取材に訪れたほどだ。また、数年前に赤と白を指定して植えたというツツジも、毎年春には境内を鮮やかに彩っている。
来年4月20日には、開山500年を記念する宗教行事「500回遠忌」が予定されている。内野住職は「皆様からのご寄付により、さまざまな事業ができている。多くの人に来ていただき、寺標も見てもらいたい」と期待を込めて話す。
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