都筑区 社会
公開日:2026.05.28
横浜市 気象警報等 南北で発表 適切な避難行動促す狙い
横浜市全域を対象としていた気象警報等が5月29日から「横浜市北部」と「横浜市南部」の発表に切り替わる。発表の変更は、横浜市や横浜地方気象台らが協議を重ねて決定。地域ごとの実情に合わせた情報を発信し、適切な避難行動を市民に呼び掛ける。
横浜市内では現在、大雨警報などの気象警報等が市域一括で発表されている。だが、横浜市は約438平方キロメートルと面積が広く、雨や風の気象状況が地域で異なることがあるため情報が形骸化していた。
そこで市や気象台は、地域ごとの実情に合わせた防災情報を届け、市民が適切な避難行動をとれるよう、気象警報等の発表区域の細分化を決定。すでに市域を南北に分けて発表している土砂災害警戒情報に合わせ、5月29日から南北に分け発表する。
都筑区は北部の9区に含まれる。対象の河川が南北の両方を通過する場合は、両区域で発表する場合もある。
警戒レベルなど刷新
気象業務法等が2025年12月に改正されたことに伴い、気象庁は市民や防災関係機関が大雨などの災害時に効果的な避難行動をとれるよう、5月29日に河川氾濫や土砂災害などの防災気象情報の表記を全国一律で変更する。横浜市と同じ政令指定都市の相模原市も同日から発表区域を「相模原市西部」と「相模原市東部」に分割する。
横浜地方気象台によると、横浜市で気象警報等の発表区域を分割したのは、新たな防災気象情報の運用開始に合わせたことも一因にある。
新たな防災気象情報は、住民がとるべき避難行動と連動した5段階の警戒レベルに合わせて発表。避難指示の発令等の目安となる「警戒レベル4」相当の防災気象情報として、速やかに危険な場所から避難するように呼び掛ける「危険警報」などを新たに運用する。
保土ケ谷区で地域防災拠点の運営に携わる自治会長の一人は「避難行動が分かりやすくなったが、在宅避難の具体的な基準なども明確に示してほしい」と話し、新制度の運用に伴う現場へのより詳細な情報提供を求める。
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