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公開日:2026.06.18

さわらび会 介護ボラ続けて40年 今春、緑綬褒章を受章

  • 褒章受章を祝う会に集まったメンバー

    褒章受章を祝う会に集まったメンバー

  • 都筑地区センターでの介護予防事業「みんなの和」

    都筑地区センターでの介護予防事業「みんなの和」

 区内で介護ボランティア活動を続けている「さわらび会」(鈴木久美子代表)は、高齢者の介護支援や介護予防のために活動するボランティア団体の草分け的存在だ。活動は40年以上を数え、今春には長年にわたるボランティア活動に従事した人・団体に送られる緑綬褒章を受章している。

 発足メンバーの一人、海老原昭子さんによると「さわらび会」は、1984年に都筑地区センターと併設する老人福祉センター横浜市つづき緑寿荘が開館した直後、同センターの責任者からの依頼で、当時開催されていた「老人介護講座」を受講した人たちにより結成された。

 当時は介護が必要な高齢者を「家族以外」の人が面倒を見ることの少なかった時代。講座の受講者の多くが子育て中の母親世代だったことから、「子どもたちが学校から帰ってくるまでの間、ボランティアとして活動してほしい」と頼まれたのだという。

 当時は週4回、民生委員からの紹介で介護が必要な住民を一軒一軒迎えに行き、同センターで世話をしていた。「ヘルパー2級(現介護職員初任者研修)の資格者が行うようなサポート活動だった」と海老原さんは振り返る。「親の面倒が見られないので感謝しかない」と利用者から喜ばれたこともあるという。

 その後、法改正などもあり、介護の資格がないとできない活動が増えたため、会の活動は介護予防のためのボランティア活動に形を変えていった。現在は13人のメンバーがシフトを組み、第1・3火曜日と金曜日に介護予防事業として、ふれあいサロン「おしゃべりの場」と体操やゲームなどを行う「みんなの和」を開催。毎回20人前後が参加している。

 6月9日には、褒章受章を記念し、新横浜グレイスホテル内の飲食店で記念パーティーを行った。代表の鈴木さんは「さわらび会のような団体は一度無くなると、二度と作れない。長い間社会福祉協議会の方に支援いただきここまで活動が継続できた。会に携わってくれた多くの方や活動を楽しんでくれた利用者に感謝しています」と謝辞を述べた。

叙勲・褒章区内から7者

 春の叙勲・褒章では都筑区から「さわらび会」のほか6人が受章した。

 叙勲は、国や公共に対する功労が認められた人に贈られるもの。「旭日章」は顕著な功績があった人に、「瑞宝章」は長年公務に従事し、成績を上げた人に贈られる。

 区内の他の受章者は次の通り(敬称略・順不同年齢は褒章発表時)。

【瑞宝重光章】石井喜三郎(70・元国土交通審議官)【瑞宝双光章】井出信男(71・元国土交通省自動車交通局旅客課旅客運送適正化推進室長)【瑞宝単光章】杉田文江(81・元民生・児童委員)、廣瀬健次(77・元東京都大井消防団分団長)

 褒章は、授与対象に応じて6種類あり、リボンの色で区分されている。今春の褒章では農・商・工業等の業務に精励し、他の模範となるような技術や事績を有する人に贈られる黄綬褒章を、現全日本空輸(株)フライトオペレーションセンターB777部シニア機長の黒田誠さん(61)が、公共の事務に尽力した人に贈られる藍綬褒章を、現横浜市都筑消防団副団長の大矢博さん(67)が、それぞれ受章した。

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