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都筑区 社会

公開日:2026.07.23

東方町に障害者雇用拠点 コーヒー焙煎他複数業務

  • 打合せをする佐藤さん(左)と藤野さん(右)

    打合せをする佐藤さん(左)と藤野さん(右)

  • 焙煎機が並ぶ予定の部屋

    焙煎機が並ぶ予定の部屋

 障害者就業支援を行う株式会社スタートライン(本社東京都・西村賢治代表取締役社長)が都筑区東方町に、障害者雇用の拠点「Diverse Village YOKOHAMA(ダイバース ヴィレッジ ヨコハマ、以下ダイバース)」の整備を進めている。

 「ダイバース」は、障害者雇用のために同社が展開する複合型シェアオフィスで、複数の業務種別を一つの施設内に集約し、障害の特性や仕事の習熟度などに合わせて業務を選択・変更できる環境を整備している。東方町の施設は、牛久(茨城県)、名古屋(愛知県)に次ぐ3拠点目で、神奈川県内、横浜市内では初の拠点となる。開設予定日は8月3日(月)で、就業予定者は100人以上の障害者と管理者約40人となっている。

自分らしく働ける選択肢

 同社は、「ダイバース」のような雇用の場を創出し、多様な障害に対する支援のノウハウを提供することで、障害者雇用を進めたい企業や就業環境の整備に課題を抱える企業の悩みに応えている。また、障害者にとっても成長の機会や職業選択の幅を広げることで、安心して働ける場所の提供とサポート体制を整えている。同社広報室の藤野祐輝さんは「企業は『安定して働ける障害者』を求め、『サポートが必要な人』『障害が重い人』は敬遠しがち。『ダイバース』は、心理的安全性を担保し、障害の種類に関係なく一人でも多くの障害者が自分らしく働け、活躍できる場」と理念を語る。

 東方町の「ダイバース」は、元建築資材を取り扱う企業の支店があった場所。コーヒーの焙煎に関する作業を中心とした仕事の他、パソコンを使ったオフィスワークなど、多様な職域を用意する。施設内には専門的な知識を持つスタートラインのサポートスタッフが常駐し、安心して日々の業務に取り組めるようサポートを行うと同時に、企業と働く人双方の課題解決に伴走する体制が整っている。

 焙煎の仕事は、障害者3人と管理者1人がチームとなり、生豆や焙煎後の豆から欠陥豆を取り除く作業(ハンドピック)や焙煎した豆を粉砕し、ドリップ用のパッケージに詰める作業などを行う。拠点内には焙煎機が37台並ぶ。施設内にはカフェスペースも併設され、商談やコーヒーの試飲などで使用できる。

 施設責任者の佐藤大樹さんよると「ハンドピックは機械ではできない作業。やればやるほどコーヒーの品質が上がり、価値が高まる」とその意義を語る。完成したコーヒーは、企業のオリジナル製品やイベントや展示会の記念品などに活用されるほか、企業の認知度向上や社員の福利厚生などにも使われる。これまでに自治体や航空会社などで利用実績がある。

 8月3日の開設に向け、現在、4社が研修を始めており、来年3月までに11社の契約が決まっている。

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