プロ野球の「2014年 新人選手選択会議(ドラフト会議)」が10月23日に都内で行われ、横浜隼人高校=瀬谷区阿久和南=の宗佑磨(むねゆうま)君(18)が、オリックス・バッファローズから2位で指名された。
当日、同校の食堂にはテレビ中継を見るため、野球部や運動部の生徒約250人が集合。オリックスからの2位指名が分かると、大きな拍手と歓声に包まれ、笑顔で応じる宗君の姿が見られた。
「恩返し、社会貢献を」
ギニア出身の父を持つ宗君は玉縄中=鎌倉市=の軟式野球部を経て隼人高に入学。1年秋からレギュラーに定着し、今夏の県予選では膝の怪我を抱えながらもベスト4入りに貢献した。身長181cm・体重78kgの恵まれた体と、50m5秒8という高い身体能力で注目を集めていた。
鈴木紀代子校長、水谷哲也監督、母のミカさんが同席した会見では「自分は中学が軟式なので、同じような野球少年の目標になれれば。いろいろな人に恩返しできる選手、活躍できる選手になって社会貢献がしたい」と抱負を語った。さらに「隼人の校訓である『必要で信頼される人となる』をしっかりやっていきたい」と母校への思いを口にした。
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