神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
瀬谷区版 公開:2020年3月12日 エリアトップへ

横浜の街なかで自然体験イベントなどを主宰し、さまざまな雑草の魅力を発信する 吉田 健二さん 中区在勤 36歳

公開:2020年3月12日

  • LINE
  • hatena

雑草に魅せられて

 ○…「実は花がきれい、食べられる、健康に良いなど生活に役立つものも多いんです」と雑草の魅力についてイキイキと語り、そのイメージを変えるべく「ZASSO(ザッソー)」という呼び方を提唱。「ザッソーの発音はクッキーと同じで…」と人一倍の情熱を注ぐ「雑草博士」だ。その知識を生かし、横浜でオフィス街など街歩きしながら雑草を観察するワークショップ「Urban Walk ZASSO」や行政と連携した自然体験イベントを主宰。「雑草探しは子ども時代の思い出が蘇えるのか大人の方が夢中になりますね」とにっこり。

 ○…自然豊かな福岡県の山中で生まれ育つ。「竹林が風になびく様子を1時間以上も飽きずに見ているような子でした」。大学では雑草を研究するゼミに所属する一方、ダンス部でブレイクダンスを踊っていたという一面も。卒業後は「雑草では食べていけないから」とダンス講師や食品会社の営業マンに。趣味で企画した雑草イベントが好評だったことから一念発起し、2017年に起業。ビルの屋上や壁面に雑草を施す緑化デザインを手がけている。

 ○…「都心部の横浜にも、実は道端に沢山の植物が生えている。気が付いていないだけなんですよ」。国内にある約890種の雑草の中で一推しは、食や薬、美容にも効く「ヨモギ」。将来の夢は、衣食住すべてを雑草で賄う街を作ること。

 ○…もうすぐ2歳になる娘の話になると「めちゃくちゃ可愛い」と頬が緩む。しかし「いい写真が撮れたので見て下さい」と持ってきたのは、雑草の写真だった。「同じ種類でも育った環境によって個体差があって。道端で一生懸命に生えてる姿に生命を感じるんです」。ZASSO愛はとどまる所を知らない。

瀬谷区版の人物風土記最新6

横山 悟さん

「横浜隼人高校×ぽかぽかプラザ活性化プロジェクト」の取りまとめを担う

横山 悟さん

三ツ境在勤 62歳

3月28日

牟田 茂男さん

福島第一原発事故を題材に、絵本の原画展を開催している

牟田 茂男さん

旭区善部町在住 73歳

3月21日

石坂 幸子(こうこ)さん

創立40周年記念コンサートを開く、女声合唱団「せやあじさいコーラス」の代表を務める

石坂 幸子(こうこ)さん

阿久和南在住 86歳

3月14日

菅原 美穂さん

横濱花博連絡協議会の副会長を務め、マスコットのブンブンをデザインした

菅原 美穂さん

下瀬谷在住 38歳

3月7日

阿久津 修さん

厚生労働大臣表彰を受けた瀬谷北部地区民生委員児童委員協議会の会長を務める

阿久津 修さん

上瀬谷町在住 73歳

2月29日

家田 昌利さん

能登半島地震の緊急消防援助隊神奈川県大隊の第二次派遣で大隊長を務めた

家田 昌利さん

相模原市南区在住 59歳

2月22日

あっとほーむデスク

  • 3月28日0:00更新

  • 3月14日0:00更新

  • 2月29日0:00更新

瀬谷区版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年3月28日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook