駅からいずみ遊歩シリーズ【1】 泉(オアシス)探訪 歴史と田園地帯をのんびり歩く ※協力・オアシス21世紀の会
去る晴天の昼下がり、いずみ野駅まで歩こうと地下鉄立場駅の改札を出た。かまくら道を瀬谷に向かい歩き始めると、すぐに泉郵便局の〒マークが見えてきた。局の手前に果樹園があり、梨、柿以外に4種類の果物を栽培しているそうです。中でも「浜なし」は人気があり、贈答品としての注文が多いとか。
この手前あたりから、歩道幅が広くなり歩くのが楽だ。住宅も少なくなり、右手は壮大な畑。その後方には豊かな森林が見えます。和泉小学校入口の信号横にベンチが2脚、周りに花が植えられたスペースがあります。その横に庚申塔と「柏尾通り大山道」と書かれた案内板が立っています。ベンチに腰をかけ、往時に思いをはせてはいかがでしょうか。
泉警察署入口の信号を左折、まもなく横根稲荷神社です。その昔、静御前が化粧に使ったと言われる「横根感念井戸」が境内にあります。昭和12年頃までは神社の周りで草競馬が行われていたとか。社殿の右奥、高台から眺める富士山は正に絶景。
泉警察署への緩やかな下り道の両側は広大な畑です。警察署の横を抜け、信号を渡ると高層マンションが迫ってきます。短い坂を上りきると、いずみ野駅北口です。約1時間のてくてく散歩でした
(文・写真=竹村茂)