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泉区 人物風土記

公開日:2024.01.01

岡津バスケットボールクラブで30年以上にわたり監督を務める
三重野 康彦さん
新橋町在住 67歳

  • 三重野 康彦さん (写真1)

堂々とバスケの楽しさを

 ○…1992年に設立した岡津バスケットボールクラブ。岡津小・西が岡小の体育館で練習を続ける小学生のクラブだ。OGの一人が富士通レッドウェーブで主将を務める宮澤夕貴選手。日本代表としての実績もあるが「試合会場で『ゆっぴー』と呼べば、岡津関係者だと分かってもらえる」と微笑む。「今の活躍は本人の能力と努力の賜物。僕が教えたのはバスケットの楽しさだけ」

 ○…指導方針として「例えば」と、ラフプレーについて語る。「競技としては審判の笛が鳴らなければセーフ。でもスポーツとしては、そういうプレーはしてほしくない」。岡津は各種協会に加盟せず、試合の機会はあるが市大会などには出場していない。「協会に所属することでの制約もあった。どの学校の子でも受け入れられるクラブでありたくて」。独自の道を歩み続けてきた。

 ○…大分県出身。県立大分舞鶴高校時代にはインターハイにも出場したが、楽しさはなく「2度とバスケはしたくない」と思うような日々だった。大学から神奈川に移り、子どもの入部がきっかけで小学校のバスケットチームにかかわり始めた。「子どもたちに教えると皆きらきらしてて、久しぶりに楽しかった」。そこから自らクラブを立ち上げた。願いは「一生付き合える友達を作って欲しい」。合宿ではバスケに限らず、非日常の体験も盛り込んで団結力を高めている。

 ○…IT企業に長く務めて、ついたあだ名は「ファイヤーマン」。システムが炎上すると声がかかり、海外企業とのハードな交渉も経験した。「堂々と正しいことをやればいいんですよ」。指導でも勝ち負けより重視しているのは「挑戦すること。成功して仲間に祝福される瞬間が大事な経験になる」。

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