駅からいずみ遊歩シリーズ33 泉(オアシス)探訪 弥生台〜国際親善病院〜中田 ※協力・オアシス21世紀の会
相鉄「弥生台」駅から、幹線道路を東へ500m歩くと、国際親善総合病院がある。かつて中区相生町にあった。今は泉区で中核をなす医療機関である。正面玄関を入って、受付カウンター奥の通路には数々の絵画が飾られているが、片岡球子の絵が目に付く。0が7つ近く付く様な値打ちのものか?
今は亡き片岡女史と筆者の出会いは、60年前に遡る。確か、年度の途中から赴任してきた。第一印象は強面の”おばちゃん先生”だった。
ある時教室で作品展が開かれた。様々な作品の中で、今の画風と違う大きくて細部に渉り丁寧に描かれた、鎧の絵が印象に残っている。後に文化勲章を貰うような有名な画家だったとは、小学生当時は知らなかった。
駐車場を通り抜け、南方向に行く。春の訪れも近いと予感する陽射しを正面から浴びながら、尾根の大山道を越え中田へと下る。周りは農地で遮るものはない。今日は空気が澄んでいて富士と丹沢が近くに見える。
(文・写真=村上和治)
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